雨の日でも、心は晴れやかに。

ブドウ畑を後に、静かな伊豆高原の緑に包まれながら、
私たちは
「エクシブ伊豆」
へと向かった。
小雨の中で濡れたヤシの木々が、南国リゾートの入口を演出している。
旅の始まりは、しっとり静かに、でも心躍るものだった。
雨粒が落ちる車寄せで、スタッフが傘を差し出しつつ
ラゲッジから荷物をすばやく下ろし、濡れないよう丁寧に受け取ってくれた瞬間、
ここが特別な場所だと直感した。
チェックインロビーの余裕と品格

到着すると、まず出迎えてくれたのはエクシブらしい高級感あるロビー。
天井の高さ、調和のとれた照明
そして「オーナー専用ラウンジ」のゆったりした空間。
実は私たちはオーナー会員ではないのだけれど、通常ラウンジが満席だったため
「よろしければオーナー専用ラウンジをご利用ください」
と案内されるサプライズ。
その柔らかな気配りに、早くも心がほどけていく。
今年で開業36年目を迎えるが、年月を感じさせないほど丁寧に磨き上げられた佇まいに、思わず背筋が伸びる。
部屋に入った瞬間、思わず「いいね」
今回宿泊したのは、和洋室タイプの客室で、テレビ脇にポットが置いてある。
振り向くと和室の畳スペース
そしてカーテンを開けて
テラスからの景色。
眼下にはテニスコート
右側には屋外プールが広がる
「雨でも、悪くない」
——そう呟いたのは私だけではないはず。
露天風呂とサウナ、4セットでととのう
館内奥の大浴場は、
アルカリ性単純温泉(pH8.7・源泉40.9℃)。
肌あたりがサラッと柔らかく、湯上がりは“すべすべ”になる。

木の香ただようドライサウナ(約90℃)で10分発汗、
すぐ隣の水風呂(約20℃)も心地よい温度。
仕上げは露天エリアのベンチで外気浴——
この3ステップを4セット。
毎セットしっかりととのい。
目をつむり、耳の奥で鼓動だけが静かに響く。
「なんて最高の時間なんだ…」
と無重力のような心地よさを感じながら少し寝落ちした。
うれしいおもてなしは小さなボトルから

客室に戻れば、テーブルには
「RESORTTRUST」
ブランドのミネラルウォーターが人数分の3本あったことを思い出した。
温泉&サウナ4セット後の乾いた喉に、このミネラルウォーターが沁みる。
「小さな気遣いこそが、最高のサービス」——そんな言葉を思い出す。
人は歩き、迷い、また歩く…
それで、いいのだ。
ロビーでゆったりと座り、
湯けむりの向こうに竹林を眺め、
雨音と心拍がシンクロする夜。
エクシブ伊豆の時間は、
日常の速度をゆるめてくれる、そんな静かな贅沢だった…。
いやまだこれから夕食というご褒美もこれから楽しめる。
■ 施設情報
- 施設名:エクシブ伊豆(PRIVATE RESORT XIV)
- 住所:静岡県伊東市八幡野1741
- 泉質:アルカリ性単純温泉(pH8.7)
- 源泉温度:40.9℃(加温循環)
- サウナ:ドライサウナ約90℃/水風呂約20℃/外気浴チェア有
- チェックイン:15:00〜 チェックアウト:11:00
■ 地図
■ モイの宿泊メモ
・雨でも湯とサウナで完全リラックス
・4セット後の外気浴、宇宙遊泳のような感覚が最高な時間
・スタッフさんの声かけとラウンジ対応が神でした。
・豪華な会員制ホテルで優雅なひとときを楽しめました。
伊豆旅ナビ|旅の記憶をたどる
風が吹くまま、気の向くまま――修善寺から始まった旅は、そっと地図を描いていく。
それは、竹林に迷い、蕎麦に癒され、ビールで頬を染め、
そして今、シャトーの鐘が鳴る。
午後に到着した会員制リゾートでオーナー体験!!
旅の軌跡を、もう一度。