「人は歩き、迷い、また歩く——
それで、いいのだ。」
萩原の通り、天領酒造の向かい側に、宿場の趣を残す和菓子屋「和菓子処かつぶん」。
小綺麗で凛とした外観、店内は手しごとの温度が静かに満ちている。
さあ、入ってみましょうか。
目次
かつぶんの歩み
詳しい創業年は掲示していないものの、昭和の頃から地元に根づく和菓子処として親しまれてきたという。
格子の影、手書きの品札、レトロ扇風機のやわらかな風——どれも“いま”の萩原に残る「昔からのふつう」を物語る。
変えないところはそのままに、ていねいな味を今日も。
店内フォトで雰囲気キャッチ
おみやげに「抹茶くずきり」—涼がほどける一口
箱絵の素朴さに惹かれて手に取った「抹茶くずきり」。
中には、食べ方の丁寧な説明書きと、つややかな真空パックが収まる。
おいしい食べ方(店頭説明に基づく)
- 器に氷を4〜5個入れ、20〜30ccの冷水を注ぐ。
- パックのくずきりを移し、全体をよく冷やす。
- ひと呼吸おいてから、つるり。口あたりの透明感が際立つ。
テイスティングメモ
- 口あたり:つるん、とろり。氷の温度で一段と透明感。
- 風味:抹茶のほろ苦さ→やさしい甘みへと滑らかに推移。
- 後味:涼が舌に残り、次の一口を誘う。夏の手土産に最適。
ここが好き(見たまま3ポイント)
- 手書きの品札と素朴な並びが、選ぶ時間までおいしくする。
- 棚の器や格子、細部まで“静かな整え”。写真が自然と増える。
- レトロ扇風機の存在感。昭和の風が、いまの午後にそっと届く。
基本情報
- 店名:和菓子処 かつぶん
- 住所:〒509-2517 岐阜県下呂市萩原町萩原1282-11
- 電話:0576-52-1076(タップで発信)
- 駐車場:なし
- 営業時間・定休日:店頭でご確認ください
- 支払い:店頭でご確認ください
散策ルートのおすすめ(主記事へ誘導)
格子の影を背に、通りをゆっくり北へ。路地の段差と影は午後の写真にぴったり。
「萩原まち歩き」本編でルートを詳しく書いています → 萩原まち歩き|歴史薫る城下町で過ごす午後
モイのレポ
氷にふれたくずきりが、つるんと逃げる。
——旅の甘さは、いつも少しだけ足りないからおいしい。
もう一口だけ。そんな気持ちで、萩原の午後がゆっくりほどけていく。
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