【宿泊記4】戸倉上山田温泉「ホテル晴山」朝食|露天風呂付き客室専用食事会場

長野・戸倉上山田温泉の旅館朝食|小鍋の湯気と炊きたてご飯、焼き魚や玉子焼きが並ぶ和食膳
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ホテル晴山 朝食和膳

戸倉上山田温泉の朝は、湯けむりとともに始まります。
ホテル晴山の食事処に並ぶのは、和の美意識が息づく朝膳。
小鍋の炎が静かにゆれ、椀の朱が湯気を映す。
それだけで、旅の一日がやさしく整いはじめます。

戸倉上山田温泉・ホテル晴山の朝食|小鍋の湯気と炊きたてご飯、焼き魚や玉子焼きが並ぶ和食膳
旅の楽しみ、朝の食事時間。

なぜ50歳からの宿におすすめできる朝食会場なのか

五感にやさしく、無理がない。
そして、客室温泉付きの部屋は軽く区切られており、プライベート感のある静かな空間。
ホテル晴山の朝食会場は、そういう静かな配慮がある場所です。
段差が少なく、照明はまぶしすぎず、スタッフの動きもゆるやか。
周囲の声が反響しない程度の距離感で、“落ち着いて食べる”という行為そのものを守ってくれます。
そして、湯豆腐のように消化にやさしい献立が中心。
血圧や胃の具合を気にしながらも、美味しく食べたい50代以降には、まさにちょうどいい朝膳。
体にやさしいだけでなく、「旅先でも自分のリズムで始められる朝」がある宿です。

朝食の全貌|“整える”ための定番が勢ぞろい

主役はもちろん小鍋の源泉城山2号使いの湯豆腐。
炊きたてのご飯と焼き魚、だしが香る味噌汁。
玉子焼きとハム、瑞々しいサラダに納豆、生卵、香の物。
塩分も糖分もやさしいバランスで、体に負担をかけずエネルギーを補います。

ホテル晴山の朝食|炊きたて白米のおひつ
湯気ごとがごちそう。佐久産の粒立ちの良いご飯が光ります。
ホテル晴山の朝食|彩り模様の美しい汁椀
椀の表情もご馳走。光の角度で深く柄が変わるよう。
ホテル晴山の朝食|わかめとねぎの味噌汁
朝の味噌汁は格別です。体のスイッチが入る一杯。

湯豆腐が主役|城山源泉2号を100%使用

小鍋の中で豆腐と白菜、ねぎ、きのこがふつふつと息づく。
ここで特筆すべきは、だしではなく城山源泉2号を100%使った湯豆腐であること。
口当たりはまろやかで、豆腐の甘みがより繊細に立ち上がります。
朝いちばんに、体の奥がじんわり温まる。
これが50代の胃にいちばん優しい“温泉の朝ごはん”。

ホテル晴山の朝食|城山源泉2号を100%使用した湯豆腐の小鍋
源泉100%の湯豆腐。やさしい甘みが立つ。
ホテル晴山の朝食|豆腐・白菜・ねぎ・きのこを煮込む湯豆腐(城山源泉2号100%)
ふつふつという音までおいしい、朝の主役。

炊きたてご飯と焼き魚|湯気と香ばしさで二杯目へ

おひつの蓋をそっと外すと、粒の輪郭が立った白がふわり。
まずは湯豆腐で一杯、次に焼き魚の塩味で二杯目。
いつもより食べすぎても、胃が軽い。
そんな安心感が“いい旅の朝”を作ってくれます。

ホテル晴山の朝食|葉の上に盛られた香ばしい焼き魚
皮は香ばしく、身はしっとり。白米が止まらない…。

ラウンジで締める朝|コーヒーか飲泉か

食後はラウンジへ。
朝7:00〜9:30はモーニングコーヒー、同時に城山2号源泉の飲泉もできる。
体を冷やしたくない人は温泉を少し、すっきり目覚めたい人はコーヒーを。
どちらを選んでも、体が整っていく。
50歳を越えてから気づく「ちょうどいい選択肢」が、ここにはあります。

戸倉上山田温泉・ホテル晴山のラウンジ|木の長テーブルと落ち着いた照明の空間
木と照明の温もりが心地よい、静かな朝時間。

まとめ|派手さより、静かな満足を

源泉湯豆腐と炊きたてご飯、香ばしい焼き魚。
派手な演出ではなく、体に寄り添う朝のしつらえ。
50代からの旅は、見た目より「回復できるかどうか」。
ホテル晴山の朝食は、まさにそんな再生の時間です。
旅の朝に自分を取り戻したい人に、そっとすすめたい場所。

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