ゴミだらけの実家から始まる親の終活|不燃ごみを新浜リサイクルセンターへ自己搬入した体験記

新浜リサイクルセンターへ運ぶ不燃物として、大型プラ鉢や園芸用品、古い網板などが車の荷室に積み込まれている様子。

母が逝ってから二か月あまり。
久しぶりに実家へ行ってみたら、庭も部屋も、時間が止まったままのような状態になっていました。
頭では分かっていたつもりでも、実際に片づけを始めると「これは一人ではなかなかのボリュームだな…」とため息が出ます。

まず困ったのが、不燃ごみと粗大ごみ。
僕の自宅のゴミステーションには出してはいけないと言われ、「じゃあどこに持って行けばいいの?」というところからスタートしました。

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千葉市の不燃ごみ・粗大ごみは「新浜リサイクルセンター」へ自己搬入できる

調べてみると、千葉市内の家庭から出る不燃ごみ・粗大ごみは、中央区新浜町にある「新浜リサイクルセンター」に自己搬入できることが分かりました。
引っ越しや大掃除、今回のような実家の片づけで一時的にごみがドンと増えたときに使える仕組みです。

新浜リサイクルセンター利用時に必要なJFEスチール生浜門通用証の案内用紙を、屋内で広げて確認している様子。
まずは案内の紙でルートとルールを確認
新浜リサイクルセンター 基本情報(訪問時点)
・所在地:千葉市中央区新浜町4番地
・電話:電話:043-263-9100
・受付時間:月〜金 13:00〜16:00(自己搬入)
・休み:土日祝・年末年始
・対象:千葉市内の家庭から出る一時的な多量の不燃ごみ・粗大ごみ
・支払い:現金のみ
・料金目安:10kgごとに約270円+消費税(最新情報は公式サイトで必ず確認)

自治体の収集日に合わせて少しずつ出せば無料ですが、実家のように一気に片づけたい場合は、この自己搬入を使うと話が早いです。
ただし有料なので、「自分で持ち込む手間」と「収集業者さんに丸ごと頼む費用」、どちらが自分たちの状況に合うかを考える必要があります。

まずは庭の不燃物を軽自動車いっぱいに積み込む

今回はお試しのつもりで、まずは庭まわりの不燃物だけをまとめました。
割れた鉢やプラ鉢、壊れたホースリール、年季の入った園芸用品…。
軽自動車のラゲッジスペースにシートを敷き、どんどん積み込んでいきます。
電話でセンターに確認したところ、「袋に入れなくても大丈夫ですよ」とのこと。
その言葉に甘えて、まとめて積み込んで出発しました。

新浜リサイクルセンターへ運搬する不燃物を車の荷室いっぱいに積み込んだ様子。木製板やバケツ、園芸用品などがぎっしりと積まれている。
ラゲッジいっぱいに積み込んだ不燃物たち
新浜リサイクルセンターへ運ぶ不燃物として、大型プラ鉢や園芸用品、古い網板などが車の荷室に積み込まれている様子。
大物のプラ鉢や園芸用品もまとめて積載
新浜リサイクルセンターへ搬入する不燃物として、古いホースリールや発泡スチロール片、園芸用ポールなどが車内に積み込まれている様子。
細々したものも、とりあえず全部一度リセット

入口は「JFEスチール生浜門」から ─ 通門証をもらって構内へ

ナビの案内通りに進むと、たどり着くのはJFEスチールの生浜門。
ここが、新浜リサイクルセンターへの関所のような場所です。
右側に守衛所があるので、「不燃ごみの持ち込みです」と伝えると、通門証を渡されます。
センターでハンコを押してもらい、帰りにまたここへ戻って通門証を返すという流れです。
構内は時速50キロ制限。
広い工場地帯をまっすぐ進んでいくと、やがて正面に新浜リサイクルセンターの建物が見えてきます。

新浜リサイクルセンターへ向かう車内で、JFEスチール生浜門通用口案内の紙を手に持ち、搬入ルートと注意事項を確認している様子。
生浜門の案内を車内でチェック
新浜リサイクルセンター方面へ向かう途中、車内から撮影した道路風景。右折案内の標識が見え、センターが近いことを示している。
センターが近づくと、道路標識にも案内が
新浜リサイクルセンターの入口付近で、車内から見える『自己搬入』の案内看板と誘導コーン。センターへの搬入口を示している様子。
『自己搬入』の看板に従って場内へ

受付 → 台貫 → 自分で投棄 → 再計量 → 精算、という一連の流れ

センターの入口に着いたら、まずは受付に車で並びます。
係の方から申請用紙を渡されるので、氏名や住所、持ち込みの内容などを記入。
順番が来たら事務所で手続きをして、いよいよ台貫(車ごと乗る大きなはかり)へ進みます。
ここで「ごみ+車」の総重量を計測。

新浜リサイクルセンターで粗大・不燃物の搬入時に使用する『処分地使用申請書』を、車内でクリップボードに挟んだまま記入している様子。
処分地使用申請書に、必要事項をその場で記入
新浜リサイクルセンターの受付棟前で、車列に並びながら搬入手続きを待つ様子。大きな屋根付きのゲートと誘導表示が見える。
屋根付きの受付ゲート。ここから一連の流れが始まる
新浜リサイクルセンターの計量機で、搬入車両の重量を計測している様子。電子表示には重量が表示され、計量レーン横の装置が写っている。
まずは「ごみ+車」の総重量を計測

その後、係員の指示に従ってごみの廃棄場所へ。
バックで廃棄穴の手前まで寄せると、作業員さんのいるテーブルがあり、そこで自分の車からごみを降ろしていきます。
作業員さんがそれをどんどん穴に投げ込んでいく光景は、なかなか迫力があります。

「そういえば母が元気なときは庭が花いっぱいだったな…」

と、母の暮らしの跡を見送っているような、少し不思議な気持ちになりました。

新浜リサイクルセンターの建物外観で、複数のシャッター扉が並ぶ搬入エリアを車内から撮影した様子。
シャッター前の搬入エリア。ここで順番を待つ
新浜リサイクルセンター構内に積み上げられた圧縮アルミ缶のブロック。リサイクル処理を待つ大量のアルミ資源が並んでいる様子。
構内には、こんなふうに資源ごみが整然と積まれている場所も
新浜リサイクルセンターの計量機で、搬入後の車両重量を計測している様子。電子表示には930kgと表示されている。
ごみを降ろしたあと、空車の重量を再計量

捨て終わったら、案内に沿って再び台貫へ戻ります。
今度は空になった車だけの重量を計測。
総重量との差分が、ごみの重さ=料金の計算の元になります。
車を所定の場所に止め、事務所で金額を支払い。
最後にJFE生浜門へ戻って通門証を返却したら、今回のミッションは完了です。

新浜リサイクルセンターで発行された廃棄物処理手数料の計量票。総重量1010kg、風袋930kg、正味80kg、料金2370円と記載されている。
今回の正味重量は80kg、処理手数料は2,370円

自己搬入のメリット・デメリットと、やってみて感じたこと

千葉市の通常の不燃ごみ収集は無料ですが、一度に大量に出せないという制限があります。
自己搬入は有料とはいえ、「思い立ったときに一気に片づけられる」のが大きなメリットだと感じました。
一方で、平日13時〜16時という時間帯に自分で車を出せること、現金で支払えることが条件になります。
急ぎでない人や、平日動きづらい人は、収集日を待つか、専門の収集業者さんに相談するのも選択肢のひとつです。

今回の僕の場合、業者に丸ごと依頼したら、きっと今回払った金額の何倍もかかったはず。
手間はかかりますが、「どんなものがどれくらい残っているか」を自分の目で確認しながら片づけられたのは、結果的によかったと思っています。

親の家と自分の家、両方を少しずつ軽くしていく

新浜リサイクルセンターを出た帰り道、ふと「自分の家もちゃんとしておかないとな」と考えました。
もし自分に何かあったとき、残された家族が今回の僕のように、ゴミ袋と汗まみれで実家を片づけるのは正直ツラい。
僕もこれから、暇を見つけては捨てられるものを捨てて、なるべく身軽な暮らしに寄せていこうと思います。

母の介護や入院のこと、看病の日々、墓や相続の手続き、司法書士さんへの依頼など…。
まだまだ「親の終活」に関するあれこれを書きたいテーマが山ほどあります。
同じように親の家の片づけに悩んでいる方へ、少しでも実務的なヒントと、気持ちの整理の材料になればうれしいです。

最後にひとつだけ。
新浜リサイクルセンターは、火災や点検などで一時的に自己搬入を止めることもあるそうです。
行く前には、必ず千葉市の公式サイトで最新の受付状況と料金をチェックしてから向かってください。

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