旅の2日目の朝、ひんやりした風に背中を押されて「酪農王国オラッチェ」へ向かった。
牧場の匂い、牛柄ベンチ、売店の活気。ここはクラフトビールの醸造所「風の谷のビール」がある、小さなテーマパークだ。
運転担当の私は香りだけで我慢しつつ、連れは朝から樽生レッドエールでご満悦。昼は畑のそば粉で打つ「旦那そば 亮月」へ。
ツルシコの喉越しに、旅の余白がほどけていく。
オラッチェってどんなところ?|クラフトビールと牧場時間
見どころ:直営のクラフトビール「風の谷のビール」タップ、乳製品や地元惣菜の売店、のどかな放牧風景。
屋外ベンチや軽食スペースが多く、ファミリーでも大人旅でも過ごしやすい。
車旅との相性が良く、ドライバーはソフトクリームやミルク系ドリンクで一休み、飲む人はタップでフレッシュな1杯を。
朝イチ到着なら売店が空いていて写真も撮りやすい。
風の谷クラフトビール|レッドエールは“香ばしモルトと赤の艶”
売店奥のタップで注がれるレッドエールは、その名の通りほんのり赤みを帯びた艶のある色。
モルトの香ばしさとコクが立ち、泡はきめ細かい。運転しない連れは朝から贅沢な一杯に「これだよこれ」と目を細める。
過去にはインターナショナル・ビア・カップでの受賞歴も掲示されており、現地で飲む価値がある。
自家栽培・自家製麺「旦那そば 亮月」|畑から届く、香りとツルシコ
昼は「旦那そば 亮月」へ。
畑で育てたそばを自家製麺で仕上げるスタイル。麺線はすっと揃い、噛めば香りが立ち、喉を抜けるときにもう一度ふわっと香る。
もりそばと吊るしチャーシューをセットで。タレの甘じょっぱさにわさびが通り、肉の旨みとそばの香りが互いを邪魔しない。
寄り道|芦ノ湖でAI×日本酒のテイスティング
食後は芦ノ湖へ。
タブレットで好みを選ぶとAIがおすすめの日本酒を提案、専用コインと紙カップで試飲できる仕組みだ。
店員さんの粋なサポートもあって、気づけば“なみなみ”。日本酒の香りに包まれ、連れは上機嫌、私は水でクールダウン。
旅の要点まとめ
- 朝:オラッチェで“できたて”に出会う。飲む人はタップへ、運転手はミルク&ソフトで満足度を両立。
- 昼:自家栽培×自家製麺の「旦那そば 亮月」で、香りと喉越しを楽しむセット使いが正解。
- 寄り道:芦ノ湖でAI×日本酒の小さなテーマパーク体験。旅の会話が増える。
次はどこの温泉地で、どんな一杯と出会えるか。
旅は、気持ちよくお腹が減る方へ。
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