【磐梯山〜ら・ら・ミュウ】磐梯山の絶景から、運命の「いくらソフト」へ。旅は出会いがあるから面白い

【裏磐梯〜小名浜】磐梯山の絶景から、運命の「いくらソフト」へ。旅は出会いがあるから面白い

こんにちは、モイです。


年齢を重ねてくると、旅の醍醐味というのは「予定調和の観光地巡り」から、ふとした瞬間に心奪われる「景色」や、予期せぬ「人との出会い」へとシフトしてくるのを感じます。今回は、そんな大人の行き当たりばったりな旅がもたらしてくれた、最高の出会いと「奇跡のマリアージュ」についてのお話です。

裏磐梯レイクリゾート で過ごした静かで心地よくも波乱万丈なホテル時間を堪能し、車を走らせていた時のこと。車窓から見える磐梯山があまりにも美しく、気がつけば吸い寄せられるように「道の駅いなわしろ」へ車を停めていました。

道の駅いなわしろ 磐梯山
道の駅に設置された「額縁」に収まる磐梯山。
これを見るためだけに立ち寄る価値があります。

凛とした冬の空気に映える、雪を冠した神々しい姿。
ここで深呼吸を一つして山のエネルギーを全身にチャージし、次なる目的地である太平洋側、小名浜港の「いわき・ら・ら・ミュウ」へと一気に舵を切りました。

小名浜「ら・ら・ミュウ」で海鮮の暴力に酔いしれる

山から海へ。到着するなり、市場独特の活気と磯の香りに胃袋が激しく目を覚まします。
ここへ来たら、まずは「市場のつまみ食い」の洗礼を受けずにはいられません。

ら・ら・ミュウ 生牡蠣 箱売り
生牡蠣 3つ
生牡蠣 手持ちアップ

まず目に飛び込んできたのは、岩手県広田湾産の立派な生牡蠣。
手書きのポップが食欲をガンガン煽ってきます。
殻から溢れんばかりのこのミルキーな輝き、たまりませんよね。

ちゅるんと口に滑り込ませた瞬間に弾ける、濃厚な海の旨味……。

今日ここまで運転してきた疲れが、一瞬で溶けていきます。

ウニ焼きとボタン海老

さらに香ばしい匂いに誘われて、熱々の「ウニ焼き」を頬張り、ねっとりと甘い「ボタン海老」の殻を剥く。
気の置けない仲間5人で、こういう飾らない旨さをシェアしながら笑い合う。大人の旅の贅沢って、きっとこういう時間のことだと思うんです。

「いくらの大五郎」で発動した、モイの要人センサー

市場の立ち食いで準備運動を終えた後は、いよいよ本命のランチへ。

実は今年の正月、同じら・ら・ミュウ内にある系列店「まぐろの高木」に寄り、大トロ丼を食べたのですが……
そりゃもう、脳天を突き抜けるほど堪らんでした。👉【関連記事:まぐろの高木の大トロ丼エピソード】
今思えば、あの正月の強烈な体験をした時から、僕の「要人センサー」は、この場所で何か運命的な繋がりが生まれることをきっと感じていたのかもしれません。

今回はその感動の再来を期して、「いくらの大五郎」の暖簾をくぐりました。

海鮮丼 トレー全体
海鮮丼 盛り付けアップ
海鮮丼 スプーン

見てください、この溢れんばかりのネギトロの山。そこに鮮やかなイクラとカニの身が雪崩のように盛られています。
この圧倒的なボリュームで「お得な海鮮ランチ」というのだから、小名浜の懐の深さには驚かされます。スプーンを入れる瞬間のワクワク感がたまりません。

無心で至福の丼を食べ終え、帰ろうと入り口を出たところで、一人の男性が店内にスッと入ろうとしてきました。

柔らかなオーラを纏い、周囲をパッと明るくするような笑顔。
その姿を見た瞬間……僕の中で何かがビビッと弾けました。

ピピピッ……ピピピピッ!

48年間、世間の荒波を揉まれて培ってきた僕の「要人(VIP)センサー」が、かつてないほどのけたたましい警鐘を鳴らしたのです。

『あの方は、ただの通りすがりの常連客ではない。絶対にこの街を牛耳る……いや、支える要人だ!』

このセンサー、伊達じゃありません。正月の予感は間違っていなかった。確信を持って思い切って話しかけてみると……なんとお見事!
その方は、ここら・ら・ミュウ内で「まぐろの高木」「いくらの大五郎」「あじフライの右京」を直営する水産物仲卸、丸秀水産の会長さんご本人だったのです!

会長さんとのツーショット
モイの要人センサーが引き寄せた奇跡の出会い。会長さんのこの温かく柔らかな笑顔が、お店のクオリティと心意気を物語っています。
「モイの要人バイブル」に収録せねば。

会長自腹!太鼓判を押す「奇跡のマリアージュ」

気さくにお話ししてくださる会長さん。
その中で「うちの“いくらソフト”、絶品なんだよ」という話題になりました。海鮮丼でお腹はいっぱいでしたが、これを食べないわけにはいきません。

「じゃあ、頼んでみましょうか」と財布を出そうとしたその時です。
会長さんが「まあまあ、食べてみてよ」と、なんと僕ら5人分を自腹でスッと券売機にお金を入れてくださったのです。

何というスマートさ、何という太っ腹。これぞ海の男、そして器の大きさ。
ただただ恐縮しつつも、その粋な計らいに心が震えました。

いくらソフト 全景
いくらソフト スプーン

そして運ばれてきたのがこちら。
真っ白なソフトクリームに、ルビーのように輝くオレンジのプチプチが美しく散りばめられています。
これがイクラだと知らなければ、完璧でキュートなスイーツのトッピングにしか見えません。

木のスプーンで恐る恐る口へ運ぶと……脳がバグるような衝撃が走りました。
これは、驚くほどの「不思議なマリアージュ」です。

例えば、マクドナルドの「マックグリドル」のシロップの甘みとパティの塩味。
ポテトチップスにチョコレートをかけたあの味。
あるいは、上質な生ハムメロン……。
あの誰もが抗えない「塩味と甘味のベストマッチ」が、冷たいソフトクリームの甘さと、イクラの弾けるコクの中で、見事に、そして完璧に再現されているんです。

驚いている僕らに、会長さんがニヤリと笑って教えてくれました。
「実はですね……色々と試してみたけど、この『マスのイクラ』じゃなきゃ合わないんですよ」

なるほど、ただ奇をてらったわけじゃない。
水産のプロとしての意地と、遊び心、たゆまぬ試行錯誤が生み出した必然の味だったのです。
確かに、このマスのイクラだからこそ成立する絶妙なバランス。
これは紛れもなく、わざわざ足を運んで食べる価値のある絶品でした。

まとめ:だから旅はやめられない

右京と大五郎の看板

別れ際、要人……いや、会長さんからは「2階のあじフライ(右京)もおすすめしたいから、行ってみますか?」と温かいお誘いをいただきました。しかし、悲しいかな大五郎の海鮮丼といくらソフトで僕らのお腹は完全に限界突破。

「次回、必ず伺います!」と固くお約束をして、お店を後にしました。この看板を見るたびに、早くリベンジに行かなければという使命感に駆られます。

絶景をカメラに収めるのも旅。ご当地の旨いものを腹一杯食べるのも旅。
でも、後になって一番心に深く残るのは、こういう「ふとした瞬間に生まれる、人との温かい出会い」だったりします。

会長さんの素敵な笑顔と、いくらソフトの甘じょっぱい不思議な余韻を口の中に感じながら、駐車場へ向かう足取りはとても軽いものでした。

そして僕らは地元漁師たちが足繁く通う超DEEPな温泉へと向う

さて、また旅に行かねば。


施設情報・アクセス

名称: いわき・ら・ら・ミュウ

住所: 〒971-8101 福島県いわき市小名浜辰巳町43-1

電話番号: 0246-92-3701

営業時間: 9:00〜18:00(※飲食店「いくらの大五郎」等の営業時間は店舗により異なります)

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