​大人の聖域『サンクチュアリヴィラ軽井沢』宿泊記⑤|至福の朝食と草津温泉で締める黄金ルーティン

こんにちは、モイです。

何度かに分けてお届けしてきた「エクシブ軽井沢サンクチュアリ・ヴィラ」の滞在記も、いよいよ今回が最終回となります。

48歳という年齢。会社で連日のように続く過酷な残業。
さらに最近は、長年空き家だった家の片付けに追われ、埃まみれになって汗を流す……。
そんな日々を送っていると、ふと

「自分を取り戻すための絶対的な静寂」

が必要になる瞬間があります。
日常の喧騒から逃れ、ふらりと訪れた冬の終わりの軽井沢。そこには、疲弊した身体と心を芯から解きほぐしてくれる、極上の時間が流れていました。

今回は、このヴィラの象徴とも言える「コンサバトリー」で迎えた静かな朝の目覚めから、絶品の朝食、そしてチェックアウト後に立ち寄る僕の鉄板ルーティン「草津温泉」までを、時系列でお届けします。
少し長くなりますが、温かいコーヒーでも飲みながら、最後までゆっくりとお付き合いいただけたら嬉しいです。

目次

目覚めのコンサバトリーと、朝のジャグジー。何もしない最高の贅沢

コンサバトリーでくつろぐ足元

旅先の朝は…どうしてこう清々しいんでしょう


普段の生活では、毎朝鳴り響くスマホのアラームを恨めしく思いながら、鉛のように重い身体を無理やり起こしているのに。ここサンクチュアリ・ヴィラでは、窓から差し込むうっすらとした朝の光と、森の静けさだけで、自然とスッと目が覚めてしまうんです。

まだ誰も起きていない静かな時間。オットマンに足を投げ出し、ただ外を眺める。

ベッドから抜け出し、部屋の奥にある「コンサバトリー(サンルーム)」の椅子に深く腰掛けます。オットマンに足を乗せ、ガラステーブル越しに外の景色をぼんやりと眺める。

コンサバトリーからの外の景色
コンサバトリーのブラインドと光

ふと見上げると、八角形の美しい折り上げ天井から、クラシカルなシャンデリアが優しい光を落としています。ブラインド越しに差し込む柔らかな自然光。窓の外に広がる、冬の終わりの静かな木々。

八角形の天井とシャンデリア

「あぁ、僕は今、日常から完全に切り離された『サンクチュアリ(聖域)』にいるんだな」。

そう心から実感します。テレビもつけず、音楽もかけない。ただ、そこにある空気と光だけを感じる。実家の片付けの埃や仕事のプレッシャーから解放された、この「何もしない時間」こそが、疲れた大人にとって最高のリセットボタンなんです。

朝のジャグジー
朝の光を浴びながらのジャグジー。これも非日常の醍醐味。

コンサバトリーで心を整えた後は、もこもこの泡を立てて朝のジャグジーへ。広いバスタブに浸かり、白い泡に包まれながら身体を目覚めさせていきます。控えめに言って、最高の朝のスタートです。

連絡通路の「あの扉」本館とサンクチュアリを隔てる格の違い

エクシブ本館へのドア
こちらはエクシブ本館側へと続くドア。

身支度を整え、朝食をいただくために本館へと向かいます。

部屋を出て、美術館のようなサンクチュアリ・ヴィラの廊下を進んでいくと、本館へと繋がる連絡通路が現れます。ここで、僕がいつも感じているエクシブの奥深さについて、少しだけ語らせてください。

サンクチュアリ・ヴィラへのドア
そしてこちらが、サンクチュアリ・ヴィラへと入るためのドア。

見比べてみてください。本館からサンクチュアリ・ヴィラへと入るための境界線となるドア。実はこのドア、館内の他の場所にあるドアとは、明らかに「格」が違うんです。
重厚な設え、アイアンの装飾、そしてドアノブを引いた時に手に伝わってくる重み……。そのすべてが、「ここから先は、日常を忘れるための特別な空間です」と無言で語りかけてきます。

ただの通り道ではなく、心のスイッチを切り替える結界のような役割。この扉をくぐる瞬間、僕は背筋がスッと伸びる感覚になります。

本館の美しい階段

本館へ足を踏み入れると、そこにもまた「映える」美しい階段が。こうした細部のこだわりに気づくたびエクシブに滞在する喜びを感じるんですよね。

開店前の静寂。『花木鳥』で迎える至福の朝食膳

開店前の花木鳥

その特別なドアを抜け、本館の日本料理『花木鳥(はなきどり)』へ。

気合いが入りすぎて、開店の15分前には到着してしまいました(笑)
館内を少し散歩して、5分前にお店の前に戻ると、ちょうどスタッフの方が開店の準備を始めたところ。ありがたいことに、一番乗りで案内していただきました。
店内はスタッフさんが並び、全員から挨拶していただけました。
お客さんはまだ誰もいない、凛とした空気の中を歩く優越感。早起きは三文以上の徳です。

お目ざのりんごジュース

席に着くと、まずは目覚めのりんごジュースが。グラスの冷たさと自然な甘さが、寝起きの胃にスーッと染み渡ります。

花木鳥の朝食膳

そして運ばれてきた、圧巻の朝食膳。彩り、品数、器の美しさ。どれをとっても完璧です。

お鍋
焼物
サラダ

卓上のコンロで温められる「信州味噌香る お切込み風鍋」からは、食欲をそそる良い香りが。皮目がパリッと香ばしく焼かれた銀鮭、出汁の効いた出汁巻き玉子、ちくわの磯辺揚げ。そしてシャキシャキの新鮮な野菜サラダ。
一口食べるごとに、丁寧に作られた食事が身体の細胞に染み渡っていくのがわかります。

絶品のお粥

そして、今回僕が一番驚いたのが、この「お粥」です。

普段の僕を知っている人なら驚くと思いますが、僕は断然「朝は絶対に白米!」というタイプで、自らお粥を頼むことなんてまずありません。

でも、この日はメニューを見た瞬間、なぜか直感でお粥に惹かれたんです。

これが大正解。お出汁の旨みが深く、それでいてどこまでも優しくて……。
本当に美味しくて、なんと白米派の僕がおかわりをしてしまったほどです。
花木鳥に行かれた際は、騙されたと思ってぜひお粥を試してみてください。

窓の外の雪景色
食事中、ふと窓の外を見ると……雪が舞い始めていました。

静かなダイニングで温かいお粥をいただきながら、ふと窓の外を眺めると、空から白い雪が舞い降りてきました。

「あぁ、3月の軽井沢はまだ冬なんだな」

そんな当たり前のことを思いながら、ただ雪が降るのを眺める。
こんなドラマチックな朝食、他ではなかなか味わえません。

暖炉の炎とコーヒー。サロンで味わう大人の余韻

外の積雪

大満足の朝食を終えて外に出ると、景色はすっかり雪化粧を始めていました。キリッとした冷たい外気を胸いっぱいに吸い込み、サンクチュアリ・ヴィラのサロンへと向かいます。
雪の降るモノクロームの世界から一歩中に入ると、そこは別世界でした。

暖炉の炎
サロンの椅子

パチパチという音を立てて燃える、本物の薪の暖炉。
クラシックなストライプの重厚な椅子。

サロンのコーヒー

炎の揺らぎを見つめながら、温かいコーヒーを一口。
なにもしない、ただ空間と時間を味わう。
40代も後半になって、ようやくこういう時間の「本当の贅沢さ」がわかるようになってきた気がします。

部屋へ戻る回廊は、まるでプライベートな美術館

コンソールテーブルと葉のアート

サロンでの余韻を楽しんだ後、部屋へと戻ります。この「部屋へ向かう途中の通路」も、ただの移動空間ではありません。

ガラスのコンポート

コンソールテーブルに置かれた、木の葉を模したアートピース。光を美しく透過するガラスのコンポート皿。

アンモナイトのスタンドライト

アンモナイトのようにダイナミックな螺旋を描くモダンなスタンドライト。

一つ一つの調度品が、空間に物語を与えています。美術館の回廊を歩いているような感覚に包まれながら、自分の部屋へと近づいていく。この演出こそが、サンクチュアリ・ヴィラの格たる所以ですね。

名残惜しさと共に。「さよなら」ではなく「行ってきます」

部屋でのコーヒー

サロンからコーヒーをテイクアウトして、部屋でチェックアウトまでの最後の時間を過ごします。
荷物をまとめ終え、この重厚なテーブルにテイクアウトカップを置いて、ふと深呼吸。

部屋の全景

シャンデリアの柔らかな光、落ち着いた家具、そして滞在中ずっと癒してくれたコンサバトリー。
時計の針は10時30分。「帰りたくないな」という名残惜しさもありますが、それ以上に心はすっかり満たされていました。また必ず、この静寂に戻ってくる。

だから「さよなら」ではなく、心の中でそっと「行ってきます」と呟いて、僕は1104号室の扉を閉めました。

軽井沢からの帰路は、僕の鉄板ルーティン「草津温泉」へ

さて、軽井沢で極上のリラックスを味わった後は、一気に気分を変えて草津温泉へ向かいます。
これが僕のいつもの「黄金セット」。
車を走らせること約1時間。
メロディーロードでやや高めの音程の草津節を奏でつつ〜強烈な硫黄の香りが漂ってきたら、草津に到着です。
車はいつも、湯畑にも近くて便利な「湯畑観光駐車場」に停めています。

草津での目的はシンプル。お気に入りの共同浴場に浸かり、あの力強いお湯で身体をガツンと仕上げることです。
今日は湯畑周辺を「左回り」で攻めます。

白旗源泉

まずは湯畑のすぐ横にある「白旗源泉」このエメラルドグリーンに輝く源泉のお湯を見るだけで、「帰ってきたな」という実感が湧きますね。

白旗の湯 外観
白旗の湯 内湯

情緒ある外観の「白幡の湯」へ。中に入ると、左に「温湯(ぬるゆ)槽」、右に「熱湯(あつゆ)槽」があります。
草津の「温湯」は、ぬるいとは言え…普通のお風呂と温度は全く違いますから油断大敵です(笑)
温泉好きの僕としては、もちろん両方とも入りますよ!

ビリッとした熱さが肌を突き刺し、その後からじわーっと温泉の成分が染み込んでくる。軽井沢の静寂でゆるみきった身体に、カツを入れるようなこの感覚。まさに極楽です。

地蔵の湯

白幡の湯でしっかり温まったら、少し歩いて最後に「地蔵の湯」で〆るのが僕のルーティン。
こちらは白旗に比べると少しマイルドで、適温で本当に心地よいんです。
熱湯で引き締まった身体を、地蔵の湯でふんわりと解いていく。この「白幡の湯〜地蔵の湯」だけ入って帰るのが、最高に贅沢な寄り道です。これにて、今回の旅の全行程が終了です。

🚗 湯畑観光駐車場(町営)の基本情報

湯畑まで歩いてすぐの好立地にある、草津観光のメインとなる立体駐車場です。
・住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津447-1
・電話:0279-88-2704
・営業時間:24時間営業
・普通車料金:最初の2時間 700円(以降30分ごとに100円)
※15:00〜翌10:00までの駐車は1回800円

💡 モイの駐車場・攻略メモ

僕はだいたい、こちらの「2階」を狙って利用しています。
時間帯によっては満車で、道路に2台くらいがハザードランプを出して待機している(全体で3台待ちくらい)ことも多いですが、「うわ、並んでる…」と思っても心配無用。
観光客の入れ替わりが激しく意外と回転が早いので、だいたい20分も待たずに入庫できることがほとんどです。

ただ、もし到着した時に「あまりにも凄まじい大行列」ができていた場合は、潔く諦めるのが吉。その時は、少しだけ離れた「温泉門の駐車場」へとサッと切り替えるのが僕の裏ルートです(笑)。

大人だからこそ味わえる、ご褒美のような時間を【総括】

全5回でお届けしてきた、エクシブ軽井沢サンクチュアリ・ヴィラ滞在記。
車寄せに到着した瞬間から始まる非日常感。広々とした重厚な1104号室で過ごす、誰にも邪魔されない時間。あのコンサバトリーでの、無音に近い静かな目覚め。

毎日忙しく働き、年齢相応の様々な責任を背負っていると

「立ち止まって深呼吸する」

ことを忘れそうになる時がありますよね。ふと気づくと、心に余裕がなくなっている自分にハッとすることもあります。

でも、こうして少し足を伸ばして、本物のサービスや上質な空間に身を委ねると、張り詰めていた糸がふっと緩むのがわかるんです。「あぁ、また明日から頑張ろう」
そんな活力が、身体の奥底から静かに、でも確実に湧いてくるのを感じます。

エクシブ、そしてサンクチュアリ・ヴィラのような

ハイクラスの宿

は、大人のための「聖域(サンクチュアリ)」であり、「明日へのチャージステーション」だと僕は思います。

もしあなたが今、少しだけ日々の生活に疲れているなら。
どうか自分へのご褒美として、この極上の空間を味わいに行ってみてください。きっと、忘れていた心の余白を取り戻せるはずです。

あなたの次の旅が、素晴らしいものになりますように!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。





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