コエドビールAKANEの真価|バランス派に刺さるAPA、コンビニつまみとも好相性

埼玉のクラフトビール・コエドビール「アカネ」350ml缶

埼玉・川越発のクラフト「COEDO」から、赤い和柄缶が目を引く茜音〈AKANE〉を現地川越にて入手
家飲みでじっくり検証した。柑橘を思わせるアロマ、ほどよい苦味、すっきりとした切れ味
American Pale Aleらしさと食中の寄り添い力が両立した一本だと感じたので、造り手の背景や行き方、SNS、チャート、ペアリングまで一気にまとめておく

目次

購入体験と最初の一杯

近所の量販店で赤い缶と目が合い即カゴへ。冷蔵庫5℃で冷やし、10分ほど落ち着かせてから脚付きタンブラーに注ぐ
泡はきめ細かく1.5cm、色はやや濃い琥珀
立ち上がりはグレープフルーツとオレンジピール、落ち着くとパンの皮のようなモルト香がのぞく
アルコールは体感5%で食事に寄せやすい設計

埼玉のクラフトビール・コエドビール「アカネ」American Pale Ale、赤い和柄デザインの缶と琥珀色のビールを注いだグラスを黒背景で並べて撮影(白い泡のヘッド)
コエドビール 茜音の缶とグラス。琥珀色の液色とクリーミーなヘッドが際立つ

外観

濃いめのアンバーで微かなにごり
泡はクリーミーで持続は中程度
赤い和柄の缶がテーブルに季節の色を添える

香り(アロマ)

第一印象はグレープフルーツの白皮とオレンジピール
ほのかにフローラル、後半にモルトのビスケット香。アロマ強度は中強、温度が上がると穀物感が前へ

味わい

口当たりはライト〜ミディアム。はじめに柑橘の甘酸、すぐ後ろからクリーンな苦味がスッと通る
ビスケット由来の甘香ばしさが芯を作り、だれずに飲み進められる。IBUは中庸の印象で日常飲みにも向く

質感(テクスチャー)と余韻

炭酸は中庸で口中のリンス効果が高い
余韻はピール様の苦味と穀物の甘みが短〜中でフェードする
食事の邪魔をしない引き際

適温とグラス

8〜10℃がベスト。香りを拾いたい日はチューリップ、食中は脚付きタンブラーが扱いやすい
12℃近くまで上げるとモルトの厚みが増す

おすすめペアリング(スナック多め)

  • しっかり系:チキンソテーのレモンバター、塩豚とキャベツの蒸し煮、フィッシュ&チップス、スパイス控えめのタコス(ライム多め)
  • コンビニ・スーパー:ポテチ(うすしお/ブラックペッパー)、厚切りビーフジャーキー、ミックスナッツ(アーモンド多め)

50代との相性

ABV体感5%で軽快。平日夜は小ぶりのグラスで1〜2杯が快適ゾーン。就寝2時間前には飲み終えると翌朝のだるさが出にくい
空腹での一杯は回りやすいので、ゆで卵やチーズなどタンパク質+少量の炭水化物を添えると安定。脂多めの献立の日は一口を小さめに、テンポを落とすと量が整う

ランニングとの相性

走る前は避ける。練習直後はまず水分・電解質・タンパク質を優先、30〜90分置いて食事と一緒にグラス1杯が現実解
ロング走やポイント練の前夜は休肝かノンアル推奨。ジョグ翌日の回復日なら昼食と合わせて1杯までが無理なく楽しめる

スペックまとめ

スタイルAmerican Pale Ale
アルコール5.0%(体感)
IBU中庸
製造コエドブルワリー(埼玉県川越市)

甘み・苦み

甘み 苦み フル ライト AKANE

香味レーダーチャート

ホップ香 苦味 酸・キレ モルト 余韻

コエドビールとは|歴史と定番ラインナップ

コエドは1996年創業。川越の農業に根ざした文脈から始まり、さつまいもを使った紅赤など独自性の高い定番を築いてきた。定番は瑠璃、伽羅、毬花、漆黒、白、紅赤の6本柱
季節やコラボの限定も多く、街飲みから贈答まで守備範囲が広い

醸造所&レストラン|Googleマップ

川越駅近くの「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」では樽生の提供と料理のペアリングが楽しめる
訪問前に最新情報を確認すると安心

SNS・公式リンク

撮影メモ

室温26℃、冷蔵庫5℃保管→10分レストで注ぎ
背景は黒、LED拡散1灯
缶トップの結露、泡粒、液面の色を出すため缶とグラスを寄せて構図を組みました

モイの〆酒評

「茜音」はグレープフルーツを感じる柑橘のニュアンスに、ほどよい苦味と酸が寄り添うすっきり飲みやすいAPA
苦味は立つが角張らず、後味はクリーンで短め
ポテチから鶏ソテーまで守備範囲が広いのも美点
限定の楽しさとコエドらしい品の良さが同居し、平日夜の一本にも週末昼飲みにも迷いなく勧められる
次は8℃と12℃で温度違いテイスティングを試したい

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