鶏ちゃん発祥の名店「天狗」萩原の真ん中で、鶏ちゃんが呼んでいる

下呂 萩原 天狗 外観
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鶏ちゃん発祥の名店「天狗」—萩原の真ん中で、鶏ちゃんが呼んでいる

下呂萩原まち歩き

猛暑の昼さがり、ショーケースのガラス越しに立ちのぼる香り。
注文してから揚げてくれる揚げ物
の音が、旅の鼓動をトントンと叩く。
ここは岐阜県下呂市萩原町の老舗精肉店
「天狗」
昭和の面影と、新しい日々の暮らしが交差する場所だ。

天狗の店舗外観と看板
連れて帰りたい肉たち。

「若どりけいちゃん」—発祥の店が守る、昭和34年からの看板味

味噌や醤油、香辛料のタレに漬け込んだ鶏肉を、キャベツなどと一緒に焼く郷土料理。岐阜の家庭で息づくこの一皿が「鶏ちゃん(けいちゃん)」です。
天狗は“けいちゃん発祥”として語られてきた店
昭和34年から続く「若どりけいちゃん」は、今も旅人と地元の食卓をあたためています。

天狗の若どりけいちゃんパック
赤いパッケージの「若どりけいちゃん」
旅のおみやげにも人気。

できたてをどうぞ—その場で揚げる惣菜コーナー

コロッケ、フライ、からあげ…100円以下のものも多数あり1個から注文可能。
揚げ油の小さな爆ぜる音が嬉しい。
天狗では、注文後に揚げてくれるので、袋の中まで熱々が広がる。
炎天下の萩原で一息つくなら、商店街のベンチまで我慢できないくらいの出来たてを。

天狗の揚げ物・惣菜ショーケース
「揚げたてお願いします」の一言で、旅の幸福度がぐっと上がる。

人は歩き、迷い、また歩く——それで、いいのだ

昼下がりの店には、次々と人がやってくる。地元のお母さん、仕事帰りの兄さん、クーラーバッグを抱えた観光客。
このあと宿の夕食も鶏ちゃん——そんな旅のシナリオまで、ここでは当たり前の幸福だ。

天狗 元祖けいちゃんの案内ポップ
「元祖」の文字に、思わず頷く。歴史は今日の食卓に続いている。

取り扱い・冷凍コーナー

  • 若どりけいちゃん
  • 飛騨牛・飛騨納豆喰豚(精肉・味付け)
  • フライ各種・コロッケなど惣菜(注文後に揚げ)

天狗の冷凍ケースと関連商品
持ち帰りやすいパック類も豊富。ドライブ旅とも相性◎

施設詳細・情報

※営業情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイト・お電話でご確認ください。

地図(Googleマップ)

旅のつながり(内部リンク)

モイのレポ(ひとこと)

日本酒生酒用のクーラーボックスにお土産に鶏ちゃんを保管。
炎天下の萩原で、揚げたての熱々唐揚げを、汗まじりにかぶりつく。
甘めの秘伝の味がよく染みていて美味しい。
人は歩き、味わい、また歩く
——それで、いいのだ。

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