目が覚めると、
カーテン越しの光がふわっと部屋を満たしていた。
“森の迎賓館”の朝が静かに始まる。
バルコニーへ出ると、
キリッと冷えた空気が森の香を運んできた。
ここ軽井沢は、目に見えないものまで“上質”だ。
さて、
今日はアメリカンブレックファースト。
昨夜のイタリアンレストラン、ルッチコーレへ向かう。
なかなか人気があるとの噂で、もう既に楽しくなっている。
歩いているだけでチェアが誘惑してくる
エクシブは広い。
そして、広いだけじゃなく“寄り道させる才能”がある。
廊下の角や、吹き抜けの脇や、ふとしたところに素敵なチェアが置いてある。
用がなくても、つい腰掛けてみたくなる。
“座ってください”って言われてる気がする。
このチェア、家にあったらいいな。
そしたらテーブルも良いのがほしい。
わわわ……恐ろしい金額になりそう。
チェアって、違う世界へ連れてってくるの、ずるい。
▼もし自宅に置くなら、こんな雰囲気…?
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次の機会は、
せめて“チェア画像”を集めてみようかな。
これはもう、旅の楽しみ方として正しい気がする。
朝のラウンジ ミルティーユが、まだ眠っている
朝のラウンジ ミルティーユ。
夜の賑わいがすっと引いて、
余韻だけが静かに残っている。
“旅の速度”がひとつ落ちる。
昨夜はここで、あの曲が流れた。
今朝は、音のない空間がちゃんと贅沢。
“余白”を楽しめるのも、エクシブの懐の深さだと思う。
ルッチコーレへ 朝の扉を開ける
そして、ルッチコーレに到着。
朝のレストランって、なぜか入った瞬間から気分が上がる。
店内へ。
ワクワクする。
ディナーの時は気づかなかった装飾が、朝だとやけに可愛い。
テーブルにもメニューが。
もう待ちきれないよ〜。
そしてこちらが、朝食メニュー。
あたたかいタッチで描かれていて、見てるだけでワクワクする。
席につき、担当の方へ昨夜の感想を伝えてみた。
『昨夜はショートコースでしたが、お料理の彩りや味わいはもちろん、量もとても満足でした』
と伝えると、
『シェフは、お客さまにお腹も満足して欲しいと言っておりますので、朝のお料理もボリュームもありますので是非楽しんでください♪』
とニコニコしながら答えてくれました。
こういう何気ない会話が、朝の時間をさらに温かくする。
朝から、きれいな物語が始まる。
メニュー構成(のちほど料理写真にも紐づけます)
アンティ・パスト(前菜盛り合わせ)
こだわり卵で仕上げたキッシュ
メインは、エッグメニュー/季節スープ/季節野菜のこだわりスムージー/グランドエクシブのベーコン/季節の前菜
デザートは、スムージー/牛乳を使ったパンナコッタ/季節のフルーツ
そしてパン各種、コーヒー・紅茶
きたきた まずは三兄弟
わぁ〜きたきた。
八ヶ岳高原牛乳 信州リンゴジュース、スムージー。
朝いちばんの“体に入る合図”が、もう嬉しい。
窓の向こうには軽井沢の風景。
こういう朝は、急いだらもったいない。
前菜盛り合わせ 彩りが綺麗すぎて心躍る
彩りが綺麗すぎて、心が躍る。
こういう一皿が出てくると、
“朝食”じゃなくて“朝のご褒美”になる。
見た目が美しいと、食べる速度も自然とゆっくりになる。
それが結果的に、食べ過ぎを防いでくれる。
こういう“整う食事”って、最高に大人だと思う。
オーブンで焼き上げたココット料理 朝のメインは静かに強い
そして出てきたのが、小鍋。
ふたがあるだけで、なぜこんなにワクワクするのか。
さらに2種ソースが添えられて、朝から“構成力”がすごい。
朝のメインが、ちゃんと“作品”になっている。
ふたを開けると、温野菜がふわっと立ち上がってくる。
“きたやつハムのベーコン”の塊も見える。
季節スープは、やさしい甘さのポタージュ系。
たぶん…かぼちゃ寄り。
(朝からこういうの、反則だよね。)
ここは、好きなものを好きなだけ…
といった“量”で魅せるレストランではない。
かと言って少ないなんてことは全くない。
その代わり、香りと温度と、余韻で満たしてくる。
そういう朝食。
パンは別腹 焼きたては正義
朝も焼きたてパン。
おかわりしました。
こういうのは、素直に従うのが正解。
食べ過ぎない贅沢 ビュッフェじゃない選択
美味しかった〜。
お腹いっぱいだけど、動けなくなる感じじゃない。
ディナーもモーニングも、男性目線では少なく見えるかもしれない。
でも時間をかけて、見た目も楽しみながら食事をするから、過剰に食べないで済む。
これは本当に良い。
ビュッフェで動けない状態になる方は、
ぜひ一度“ビュッフェ以外”を選んでみてください。
量じゃなくて、時間と満足感で満ちていく食事。
旅の体力まで守ってくれる。
こまくさの湯とサウナ そして一眠り
朝食を食べて、こまくさの湯へ。
サウナも楽しんで、部屋で一眠り。
そろそろチェックアウトの時間が近づいてきた。
今回もエクシブ時間を楽しめた。
“満たされた”って、こういうことなんだと思う。
青い絨毯を歩きながら 余韻を持って帰る
この絨毯を歩きながら、思いにふける。
たぶん、こういう時間がいちばん贅沢。
フィナーレ 光が僕らを歓迎してる
最後の扉が閉まる。
その瞬間、外の光が一気に流れ込んで、
まるで“森の迎賓館”が、笑って見送ってくれたみたいだった。
少し名残惜しくて、歩幅がゆっくりになる。
でも不思議と、気持ちは前を向いている。
エクシブの時間って、こうして人を整えて、次へ押し出す。
山中湖?箱根?湯河原?那須白河?それとも日光?
次の目的地を考え始めた時点で、もう旅は始まってる。
ゲートを後に、僕は声に出さず呟く。
『ありがとう、行ってきます』
そう、エクシブは戻って来る場所だから。





