千葉・九十九里の寒菊銘醸「松尾自慢 Re:make 純米吟醸」
りんご〜洋梨のフルーティさを上品にまとめ、「軽やかでスッと入る」飲み口とドライなキレが魅力。
一口目からポテンシャル高いと感じさせる“食中万能”をレビューします。
購入メモ
- 定価:720ml 税込1,540円
- 購入店:金二商事(セブン-イレブン津田沼店)/千葉・習志野
- 保管:冷蔵推奨(瓶燗一度火入でも温度安定が望ましい)
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酒造りの背景
地元向けラインらしく、無濾過・原酒設計を瓶内で一度だけ加熱する瓶燗火入れで安定化。
香りは吟醸系の果実感(エチルカプロン酸エチル/酢酸イソアミルのレンジ)が主体で、食中で邪魔しない上品さを狙っています。
用語解説は酒辞典インデックスをどうぞ。あ行/か行/さ行/た行/な行/は行/ま行/や行/ら行/わ行。
外観
ほぼ無色透明。
注ぎたてはグラス内に微細な気泡が立ち上がり、爽やかな印象を付与します。

香り(アロマ)
りんご〜洋梨のフルーティなトップに、穏やかな吟醸香が重なる上品設計。
フローラルな含み香へ展開し、食中でも邪魔しないコントロールが効いています。
味わい(パレット)
口当たりは軽やかでスッと入る。
酸は控えめ、やわらかな旨味が広がり、フィニッシュはキレ良くややドライ。
“毎日の食卓”に寄り添うバランス型の食中酒です。
質感(テクスチャー)
ライト〜ミディアム。
微発泡が口中をリフレッシュし、後半のドライ感を後押しします。
余韻(フィニッシュ)
余韻は中庸〜やや短め。
クリアに切れて、次のひと口や食事へスムーズに橋渡しします。
適温と酒器
- 6〜8℃:香りはタイト、シャープなキレを楽しむ温度帯。
- 10〜12℃:果実香と旨味のバランスが最良。食中の中心帯。
- 酒器:小ぶりのチューリップ〜フルート寄り。
おすすめペアリング
- ドライフルーツ+クリームチーズ:果実香と乳脂の橋渡しで相性◎。
- 白身魚のカルパッチョ(柑橘):軽いオイルとレモンで香味が立体的に。
- 塩焼き鳥(むね・ささみ):淡泊な旨味をキレで締め、杯が進む。

スペック
蔵元 | 寒菊銘醸(千葉県山武市) |
---|---|
銘柄 | 松尾自慢 Re:make 純米吟醸 |
特定名称 | 純米吟醸 |
原料米 | 千葉県産米(非公開) |
精米歩合 | 55% |
アルコール度数 | 15% |
設計 | 無濾過・原酒・瓶燗一度火入/冷蔵推奨 |
容量 | 720ml |
定価 | 税込1,540円(720ml) |
購入店 | 金二商事(セブン-イレブン津田沼店/習志野) |
甘辛・濃淡チャート
香味レーダーチャート
モイの〆酒評
「軽やかでスッと入る」「ドライなキレ」
この二語で本質が語れます。
フルーティだが出しゃばらず、食卓の中心に置ける“毎日の良い相棒”
手に入りづらいけど…
初日は微発泡のシャープさ、2〜3日目はまとまり
以降はふくよかな円み
火入れですが移ろいが楽しい一本です。
他銘柄比較:寒菊「愛山 無濾過生原酒」と軽く比べる
華やかで蜜様の甘やかさを楽しむなら「愛山」、軽快でややドライな食中バランスなら本品「松尾自慢」
同じ寒菊でも狙いが異なるため、気分と料理で使い分けるのがおすすめです。
と言うかどれもこれも流通量が少ない為、リピ買いは難易度高いです。
次会うのは1年後………って感じです。
酒辞典の関連項目
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