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48歳の僕が相場の魔物と格闘した
「生々しい本音と失敗」
だけを書いています。
【広告無し】相場の悪魔と石橋を叩き割ったAI。私が商社株に「地獄の刃」を立てるまでの狂想曲
前回の記事で、私のコア資産を「VTI(全米株式)一本」に断捨離したお話をしました。
今回はその裏側で起きていた、「攻めのサテライト(個別株)」での血の気が引くようなリアルな体験談です。
ターゲットは、日本の誇る最強商社
「三菱商事(8058)」
高配当、バフェット銘柄、そして凄まじい業績。
「どうしても、どうしてもこの株を自分のものにしたい…!」
私は完全に、相場の悪魔に取り憑かれていました。
■ 石橋を叩き割るAI(ChatGPT)との攻防と、東京海上の奇跡
株価は連日、狂ったように上がり続けていました。
焦る気持ちを抑えきれず、私は冷静なアドバイスを求めて「ChatGPT」に相談を持ちかけました。
「今のこの価格、高値掴みにならないかな?どう思う?」と。
しかし、優等生なAIの回答は、あまりにも教科書通りでした。
「 RSIが過熱気味です」
「移動平均線からの乖離が…」
「分割買いを推奨します」
まさに石橋を叩いて渡る…いや、石橋を叩き割るほどの慎重さに僕は少し苛立ちを感じた。
はじめ、ChatGPTが提示してきた適正な指値は「5,245円」でした。
しかし、どうしても今日自分のものにしたかった私は、AI相手に何度も何度も交渉を重ねたのです。
すると、AIは少し妥協したようにこう言いました。
「では、5,248円まで上げてみましょう」
そうしてセットしたのが、この防衛ラインでした。
それでもなお確実に仕留めたいと思い
で
「もっと上で指値は……」
と食い下がる私に、ChatGPTは冷徹にこう宣告しました。
「これ以上上げると、投資の目的が変わります。
ただ配当が欲しいだけとなります。」
そのド正論すぎる言葉に、私はぐうの音も出ず、そのまま静観するしかありませんでした。
そして、ChatGPTは最後にこう付け加えました。
「三菱商事もいいですが、東京海上(8766)、伊藤忠(8001)も非常に良い選択肢です」
私はその助言を渋りました。
「東京海上は今バカ上げしてるし、高すぎでしょ…伊藤忠も今は無理…」
完全に、相場の魔物に三菱商事以外の視界を奪われていたのです。
しかし
東京海上はバフェットが買い増したというニュース(バフェット砲)で、まさかのストップ高を記録しました。
目の前が真っ白になりました。
置いていかれた。
三菱商事も買えず、奨められた東京海上も買えず……。
あの時の、自分への情けなさと悔しさ…
胃がキリキリしてくる感じ…
髪の毛が全て白髪になってしまうような。
思い出すだけでも血を吐きそうです。
そして、ここから地獄の時間が始まりました。
三菱商事 買付 100株 5,248円
通知が来ないけど設定してないかな?
と思い証券アプリを開くたびに、無情にも光り続ける「執行中」の文字。
「頼む、刺さってくれ!」「なんで落ちてこないんだ!」
何度も何度も画面をリロードし、祈るようにスマホを握りしめたあの数日前の異常な感情を、私は一生忘れません。
ただ自分のものにしたいという欲求のみ。
そう………。
相場の悪魔に取り憑かれていました。
結局、指値には届かず、私の注文は幻となって消えました。
■ 悔しさと苦しさの果てに叩いた「別の門」
買えなかった。
置いていかれた。
悔しくて、苦しくて、胃がちぎれそうでした。
「あの時、なんでAIの言うことなんか聞いてケチったんだ。成行で飛びついておけばよかったじゃないか…!」
後悔で夜も眠れず、私は藁にもすがる思いでもう一つのAI、「ジェミニ(Gemini)」の門を叩きました。
そこでジェミニは、狂乱する私に冷水を浴びせるようにこう言ったのです。
「モイさん、今のその『買えなかった絶望』こそが、あなたを致命傷から救う最大の防衛線ですよ」と。
■ そして現在。狂乱の山頂を見上げて
今の三菱商事のチャートを見てください。
株価:5,606円。
私が指値を入れた5,248円から、さらに空高くぶっ飛んでいきました。
そして、権利付き最終日を「明日」に控えた、木曜日の大引け。
三菱商事は
終値:5,655円
という、狂乱の頂点に達しました。
標高5,655m。
酸素は薄く、足元はガタガタ。
いつ強風が吹いて滑落してもおかしくない。
そんな場所に、今日だけで巨大なバケツがリレーされた跡地。
木曜大引け、15:30:00。出来高はまさかの
「2,222,400株」
まだ最終日でもないのに、この異常なぞろ目の出来高。
これが、欲望に理性を奪われた人々が最後に辿り着いた、阿鼻叫喚の跡地であることを物語っています。
でも…これだけ上がるなら…
いやいや、悪魔に魂売ってはいけない。
明日はいよいよ、本当の「権利付き最終日」
「配当がもらえる!まだまだ上がる!」と、明日さらにこの”空気の薄い山頂”へノーガードで突撃していく投資家たちが山ほどいます。
でも、私はもう焦っていません。
むしろ、背筋が凍るような安堵感を覚えています。
もしあの時、ChatGPTの警告を無視して、焦りと欲望で高値に飛びついていたら?
奨められた東京海上のストップ高に目を奪われ、焦って成行で三菱商事を買っていたら?
間違いなく、私は今のこの「異常なチキンレース」のど真ん中でバケツを持たされ、来週訪れるであろう権利落ちの大パニックに震えていたはずです。
買えなかったんじゃない。
相場の神様が、私にストップをかけてくれていたんです。
■ 奈落の底に「地獄の刃」を立てる深夜の作戦会議
明日の狂乱を過ぎ、来週の焼け野原でどう弾(資金)を使うか。
私はジェミニ(AI)と何度も作戦を練りました。
ジェミニは当初、こう提案しました。
「月曜日の権利落ちパニックは、優良個別株を仕込む絶好の機会です。
月曜日の大底を狙いましょう」
なるほど!その手があったか!
「いや…待て…落ち着け……。月曜日だけじゃ収まらない気がする。今のこの狂った加熱感を見ていると、月曜日は耐えても、火曜、水曜と、信用買いで無理していた連中の絶望投げ売り(セリングクライマックス)が続くのでは?」
すると、ジェミニは冷徹に、しかし賞賛するようにこう答えました。
「その視点は素晴らしいです。まさに一流のスナイパーの眼です。」
「月曜日の朝イチの暴落は、シンプルに『配当落ち』と『大口の利益確定』によるものです。
しかし、今回のように異常に株価が吊り上がった銘柄の場合、
本当の恐怖は『火曜日と水曜日』にやってきます。」
「配当もらえるし、株価も上がるなんて最高じゃん!と高値で飛び乗った信用買いのイナゴたち。
彼らは月曜日に致命的なマイナスを食らいます。そして火曜・水曜あたりで『追証(追加の借金)』の恐怖に耐えきれなくなり、絶望の投げ売りを連鎖させる。このバケツリレーが続く間は、株価は止まりません」
私は、さらに深い疑念を呈しました。
「いや……もっと下がるかもしれない。来週いっぱい下がる可能性は?」
ジェミニは再び、その冷徹なロジックを炸裂させました。
「まさに、その通りです。来週はただの権利落ちの週ではありません。4月1日からは、機関投資家の『新年度入り特有の利益確定売り(益出し)』という地獄のコンボが潜んでいます」
「彼らは新年度の成績を早めに確保するために、今まさに高値圏にある銘柄を、4月に入った途端に機械的にドサッと売ってくる習性があります」
「月・火・水:権利落ちショック+信用イナゴの投げ売り」
「木・金:機関投資家の『新年度益出し売り』が追いうち」
……私は、完全に腑に落ちました。
そのアノマリー、かなり信頼度高いな。
月曜日で止まるラインと、水曜、木曜、あるいは金曜まで血を流し続けた時のライン……。
よし、やるか。
私は、後者、つまり誰も想像しないほど深い『奈落の底』にだけ、罠(指値)を仕掛けることにしました。
投資とは、高値でお祭り騒ぎに飛び乗ることではありません。
パニックが起き、誰もが絶望して株をぶん投げる『底なし沼』の奥底に、誰も想像しないほど冷酷な罠をセットし、優雅に待つゲームです。
私は来週、底なし沼の奈落の底に「地獄の刃」を立てます。
あの時、石橋を叩き割ったChatGPTの判断は正解だったのか。
それとも、私が立てる地獄の刃に、絶望の売りが突き刺さるのか。
すべては来週、血の雨が降る相場で「答え合わせ」です。
スナイパーの皆さま、また来週、焼け野原でお会いしましょう。


