【レビュー】宗政酒造「宗政 純米吟醸」|やわらかく清らかな、佐賀の実直な一本
九州・佐賀の老舗蔵「宗政酒造」が造る純米吟醸酒。その名も「宗政」。やわらかく透明感のある味わいは、和食を引き立てる食中酒としても優秀な一本です。この記事では、香りや味わい、食事との相性まで詳しくレビューしていきます。
目次
宗政酒造「宗政 純米吟醸」とは?
佐賀県西松浦郡有田町にある宗政酒造は、美しい自然に囲まれた地で、地元の水と米にこだわった酒造りを続けています。
「宗政 純米吟醸」は、そんな蔵元の看板商品ともいえる一本で、やさしい口当たりと爽やかな吟醸香が魅力です。
- 蔵元:宗政酒造(佐賀県有田町)
- 酒米:佐賀の華
- 精米歩合:55%
- アルコール度数:15%
- タイプ:純米吟醸
実際に飲んでみた感想
香り:穏やかで上品な吟醸香
グラスを傾けると、梨や白桃のようなやさしいフルーティーな香りがほんのりと立ち上がります。強く主張しすぎず、料理との調和を意識した落ち着いた香り立ちです。
味わい:やわらかく広がる米の旨み
口に含んだ瞬間、舌にやさしく馴染むようなまろやかさ。
派手さはないものの、芯のある米の旨みとすっきりした酸味がバランスよく広がり、どんな料理とも自然に寄り添う味わいです。
余韻:軽やかに、すっと引く
後味には軽やかな酸がほんのり残り、食事の邪魔をしない繊細なキレを感じさせます。飲み疲れせず、杯を重ねたくなるタイプです。
おすすめのペアリング
・塩焼き魚(鯖、鮭など)
・冷奴や湯豆腐
・鶏むね肉の梅しそ巻きなど、淡白でやさしい和食全般
食中酒としてのポテンシャルが高く、特に淡白な料理やだし系の味わいと好相性。常温〜やや冷やして楽しむのがおすすめです。
まとめ:日々に寄り添う、佐賀の正直な酒
「宗政 純米吟醸」は、派手さや華やかさではなく、日常に静かに寄り添うやさしさを持った一本。和食が好きな方、落ち着いた味わいの日本酒を探している方に特におすすめです。
筆者のひとこと
派手ではないけれど、しみじみ美味しい。毎日の食卓に置いておきたい一本です。
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