岡崎酒造(上田・柳町)|信州亀齢の直売・アクセス完全ガイド【新 駐車場情報あり】

柳が揺れる通りで、信州亀齢を醸す酒蔵に出会う。
その名は、岡崎酒造

目次

旅のつながり(関連記事カード)

まず要点(初めての方向け)

酒蔵前の車両進入は
不可になりました。

提携P(上田市 勤労者福祉センター前)→徒歩が基本。

  • 直売は原則 9:00〜16:00。在庫や本数制限は日によって変動。早めの来訪が安心。
  • 720mlは「お一人様1本」制限あり(撮影時点)
    最新の店頭表示に従ってください。

岡崎酒造とは

1665年創業、上田・柳町に蔵を構える小さな酒蔵。
代表銘柄は信州亀齢。江戸の面影が残る通りで、地域と歩幅を合わせるように酒を醸します。
人は歩き、迷い、また歩く。
そんな速さで、蔵も一歩ずつ—。

杜氏・岡崎 美都里(おかざき みどり)さん
幼い頃から「家業を継ぐ」意識を持ち、東京農業大学で醸造を学ぶ→大手酒販会社での実務を経て帰蔵。
先代杜氏の引退を機に4年間みっちり教えを受け、
2003年に蔵元杜氏として独り立ち
女性杜氏として全国でも稀少な存在です。
蔵では米と水の輪郭を最大限に引き出すため、洗米吸水から麹づくり、醪管理まで細部のタッチを自ら決める“現場型”。

夫・岡崎 謙一さん
2011年に蔵へ本格合流。
小仕込みへの舵切り、設備更新(冷蔵管理・麹室のリニューアル 等)、ブランドの要件定義を進め、
酒質を
フレッシュで香り高い方向へ刷新
その成果が評価され、鑑評会受賞や生産量の拡大へとつながりました。
“造る・伝える・守る”の分業ではなく、夫婦で一体運用。
売場やSNSでの情報発信も現場目線です。

麹室(こうじむろ)のリアル:現場で交わすポイント
・温湿度の微調整:±0.2℃/±2%程度の差でも香りが変わるため即共有。
・手入れのタイミング:種麹の廻り具合で「盛り」「切り返し」を前後させる。
・翌日の設計:醪(もろみ)側の温度線とリンクさせ、全体の香味設計を整える。
※本項は一般的な製造工程と同蔵の公開情報を踏まえた要点まとめ。現場ルールはシーズンで最適化されます。

“地域と一緒に醸す”という選択
上田の棚田や地元米に寄り添うための取り組み(酒米オーナー制度 ほか)を通じて、
メイド・イン上田の物語を酒に重ねています。

家族の手触り
ボトルを飾る「真里ラベル」は、杜氏・美都里さんの姉で漫画家のおかざき真里さんによる描き下ろし。
鶴や亀、柳など上田の景と縁起を重ねた意匠が、味わいの余韻をそっと後押しします。

  • 創業:寛文五年(1665年)/所在地:長野県上田市・柳町
  • 杜氏就任:2003年(岡崎美都里さん)
  • 転機:2011年 夫・謙一さんが蔵に合流 → 設備・酒質・ブランドを総合見直し

基本情報(施設詳細)

名称 岡崎酒造(おかざきしゅぞう)
住所 〒386-0012 長野県上田市中央4-7-33(柳町)
電話 0268-22-0149
直売時間 9:00〜16:00(在庫・都合により変動あり)
公式 WebサイトInstagram
備考 店頭の掲示・スタッフ案内が最新。
本数制限やラインナップは日々変わります。

アクセス/駐車場(車は周辺に停めて徒歩)

提携パーキング:タイムズ上田柳町(〒386-0012 長野県上田市中央4丁目8)

Googleマップで開く現在地→駐車場ルート

現在、酒蔵前は通行できません。 提携P(徒歩で3分ほど)に駐車し、柳町通りから徒歩で向かいます。
電車の場合、上田駅からの目安は徒歩約15〜16分。
車は上信越道「上田菅平IC」から約8〜10分。

上田市勤労者福祉センターの正面入口。岡崎酒造来訪者向け駐車の目印(現在、酒蔵前は通行不可)
上田市勤労者福祉センター前が来訪者向けパーキングの目印。
酒蔵前は現在通行できません。

「信州亀齢」のロゴ入り看板とTimesのPサイン。岡崎酒造へ向かう際の駐車の目印(勤労者福祉センター近く)
「信州亀齢 × Times」看板が目印。
勤労者福祉センター入口の前です。

駐車サービス券「90分券」。岡崎酒造で購入時に受け取った例(発券条件は変動)
購入時に駐車サービス券(90分)をいただけました。 ※発券条件・内容は変更の可能性あり。

柳町通り入口の進入制限看板。「地元車以外の車の乗り入れはご遠慮ください」表示(徒歩アクセス推奨)
柳町通りは地元車以外の車両進入ができません。 周辺に駐車して徒歩で向かいましょう。

駐車場から岡崎酒造へ歩く途中、柳町通りの路地に置かれた鉢植えのハスと花(徒歩アクセスの風景)
駐車場から柳町通りを歩く途中の小さな風景。 徒歩で向かう心地よさがじんわり。

上田市のロゴ「UEDA」が入ったマンホール蓋。古銭と花の意匠(柳町通り近く)
マンホールにも六文銭が。 旅の細部は思い出を連れてくる。

柳町通りの町家が並ぶ石畳の道。写真右手の建物の隣が岡崎酒造(この先すぐ右手)
柳町通りをまっすぐ。 この建物の隣が岡崎酒造です。

岡崎酒造の門に掲げられた木製の社名看板と白壁の蔵。蔦の緑がからむ外観(遠景)
門の木看板が見えたら到着。 車は入れないため徒歩で。

柳町通りに面した岡崎酒造の町家風外観。白壁と黒格子、亀齢の行燈看板と季節の鉢植え
白壁×黒格子に、亀齢の行燈看板が映える外観。

店頭ラインナップ(例)と購入ルール

岡崎酒造の売店棚のロングショット。甘酒と信州亀齢の瓶、缶ビール、下段にギフト箱や手提げが並ぶ
陳列棚の全景。 上段は本日のボトル、下段はギフト箱や手提げも揃っています。

岡崎酒造の店頭棚に並ぶ本日の販売ラインナップ。信州亀齢の瓶(2種)と甘酒、右側に缶ビール。中央の札に「どちらか1本となります」案内
この日は3本が購入対象。 いつも通りどちらか1本のみの販売でした。
左の甘酒も気になる……。

ラベルアートの愉しみ

「信州亀齢」ボトルの特別ラベル拡大。鶴と亀のイラスト(おかざき真里さんによるイラスト)
ラベルアートはおかざき真里さんによるもの。
鶴と亀が舞う意匠が、信州の季と米の風景を静かに照らす。

おかざき真里さんのラベルアートが貼られた信州亀齢のボトルが棚に並ぶ(柳・瑞鳥・鶴など多彩なモチーフ)
シリーズで並ぶと、眺めるだけで楽しい。 一本ずつ違う物語。

日本酒だけじゃない(クラフトビールも)

信州亀齢(蔵元限定)の瓶とオラホビールが並ぶ店頭棚。銘柄と本数は日によって変動
日本酒に加えてオラホビールもラインナップ。
ちょい飲みやおみやげに。

店内の雰囲気とグッズ

岡崎酒造売店のパンフレット棚。観光リーフレットや案内冊子が並び、上段にはポトスのツタ
観光パンフや蔵の案内が並ぶインフォメーション棚。 ポトスの緑が心地いい。

岡崎酒造の物販棚。亀齢ロゴの前掛けや手ぬぐい、木枡、雑貨が並ぶ(在庫・価格は変動)
亀齢ロゴの前掛け/手ぬぐい/木枡など、記念に欲しくなるグッズも。

岡崎酒造のロゴグッズ棚。亀齢のステッカーやマスキングテープ、コースター、お猪口、Tシャツなど
ステッカーやマステ、コースター、小物も充実。

信州亀齢ロゴ入りの六角形コースター。縁色は青・赤・黄・緑の4種。価格表示「1個 750円」
六角形コースターは〈青/赤/黄/緑〉の4色。 ※価格や在庫は日によって変わります。

美女が岡崎酒造のラベルを模した小瓶モチーフのピアスを耳元に着けている様子(酒瓶ピアス)
「ジュエリーKYUBO」の
亀齢ラベルの酒瓶ピアス
さりげなく“信州亀齢愛”を添えるアクセ。
かわいいので購入しました。

岡崎酒造の蔵人「ジュエリーKYUBO」デビュー作の酒瓶ピアス/イヤリングの案内札。価格例「1個1350円・2個2700円(ケース付き)」と製作表記
岡崎酒造蔵人「ジュエリーKYUBO」デビュー作手作り酒瓶ピアス。
表示価格は撮影時点のものです。

岡崎酒造「信州亀齢」ラベルのミニボトル型キーホルダー。木目テーブル上の接写カット
亀齢ミニボトルのキーホルダーver。 バッグや鍵に付けてどうぞ。

岡崎酒造売店の一角。木製の引き出し棚にトロフィーと松尾神社のお札、壁の古時計、奥に信州亀齢の瓶
トロフィーと酒の神様松尾大社が見守る、蔵の時間

Googleマップ

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蔵めぐりのヒント

  • 木曽へ南下するなら → 七笑酒造 で“旅の一本”。
  • 飛騨・下呂へ抜けるなら → 天領酒造 の辛口で〆。

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上田・柳町の岡崎酒造
宿場町に溶け込む良い景色。
駐車は勤労者福祉センター前、徒歩数分で岡崎酒造です。
今日の一本に、出会えますように……。

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