【軽井沢】日常を脱ぎ捨てる聖域へ。サンクチュアリ・ヴィラ到着のプロローグ
過酷な連勤を終え、早朝の高速道路をひた走り、心地よい疲労感と共にようやく辿り着いた約束の地。
車窓から見慣れた景色が近づいてくると、不思議と肩の力がスッと抜けていくのを感じる。
やっと来たんだな聖域へ。
豪華な門扉を越えると、静かに、しかし確実にワクワクと心が高鳴り始めるのだ。
お馴染みのこの看板。今回はここを「左」へハンドルを切る。
ちなみに前回の森の迎賓館こと……
グランドエクシブ軽井沢(本館)
宿泊の時は右へと向かい、華やかなグランドエクシブの車寄せへと進んだ。
あの時の喧騒から離れ、今日はさらに奥深く、選ばれた者だけの静寂へと向かう。
少し坂を登ると、今夜のディナー会場である中国料理「翠陽」が見えてきた。
石造りの素敵なエントランス。今夜はここで、どんな極上のひとときが待っているのだろうか……
ディナーへの期待がいきなり膨らんでしまう。
それにしても、入り口までのアプローチの長さがたまらない。
木漏れ日の中をゆっくりと車を走らせる、この
「間(ま)」
こそが、日常から非日常へとスイッチを切り替えるための、とても優雅な時間なのだ。
ようやく聖域のエントランスが見えて来た。
来た来た……。
重厚なアイアンの門扉が開かれている。
さて、タイヤ越しに伝わる微かな振動を楽しみながら、優雅に石畳を進んで入ろうじゃないか。
右手に視線をやると、サンクチュアリ・ヴィラ軽井沢のスーパースイート棟が静かに立ち並んでいる。
森の木々に溶け込むような佇まいは、まさに大人の隠れ家だ。
車寄せに到着!
……あれ?
誰もいない……?
時計を見ると時刻は14:40。
チェックインは15:00からだから、少し早すぎたかな……?
「お名前は?」と聞かれ、答えると、「お待ちしておりました。
お荷物をお預かりしましょうか?」とスマートな対応。
ユンと荷物を預けると、「お車は少し下のお好きな場所にお止め下さい」とのこと。
車寄せに誰もいないなどと、一瞬でも焦ってはいけない。
彼らは必ずゲストを見ていてくれて、完璧なタイミングで対応してくれるのだ。
「次からは、もっと心に余裕を持とう」
48歳になっても、一流のホスピタリティに触れると自分の未熟さを教えられる。
さあ、車を駐車場へ停めに行こう。
あった……ここに駐車するのか。
【 RESIDENTS ONLY 】
良い響きだな……。
このプレートを見るだけで、一種のステータスと、日常から完全に隔離された安心感に包まれる。
車を降りて、建物のエントランスへ。
着いた。
冷たい軽井沢の空気を深呼吸して…
先に入って待っているユンのもと、サロンへ行こう。
目の前に立ちはだかるのは、なんとも深く重厚な扉。
この扉の向こうに、極上の時間が約束されている。
いざ! サンクチュアリへ。
(次回、極上サロンでのチェックイン編へ続く…)

