紅葉の蓼科に、ちょっと背筋が伸びる場所があるんだよね。
今回の目的地はエクシブ蓼科。
しかも部屋はスイート。
「非日常に浸る」
って、こういう日のための言葉かもしれない。
紅葉の森を抜けるだけで、もう気分はチェックイン
まずは道中から景色が強い。
森のカーブを抜けるたびに、木々の色がじわっと深くなる感じ。
「到着前にもう整う」
って、旅の満足度を地味に押し上げるやつ。
入口ゲートで「別世界スイッチ」が入る
ゲートが見えた瞬間、空気が一段変わる。
石造りの外構と紅葉のコントラストが、いきなり絵になるんだよね。
そして看板の「XIV」が、静かに効いてくる。
XIVの看板を越えて、次に迎えてくれるのがエントランス前の車寄せ。
ここでまず、妻と荷物をいったん降ろして、身軽にチェックインの段取りへ。
荷物を預けたら、運転手の自分はそのままパーキングへ。
この“流れ作業”がスムーズに決まると、滞在のテンポが一気に整うんだよね。
エントランスの“光”で、テンションが整列する
エントランスホールは、真正面から豪華。
シャンデリアと大きなフラワーアレンジが、歓迎のボルテージを上げてくる。
こういう「やりすぎない華やかさ」って、大人に刺さるんだよね。
チェックインしようと思ったら既に妻が手続き済でした。
館内散策が楽しいホテルは、それだけで強い
エクシブ蓼科って、歩いているだけで楽しい。
前情報の通り通称『蓼科迷宮』と言われる話は的を得ており僕らも例に漏れず迷いながら進む。
横移動のみならず縦の移動もあるのが難易度が上がる。
しかもスイート棟は奥地にあるため、宿泊棟を超えて行くため少々歩く。
でも、このエクシブ蓼科の設計コンセプトは
「ブリティッシュ・カントリー・スタイル」
イギリスの田園にある貴族の館をイメージしており、廊下のランプも、天井の照明も、細部全てが美しい「作品」になっている。
写真を撮りたくなるポイントが、自然に転がっており、アラ50の僕にはまるでRPGの城の探索のようでワクワクする。
足元も抜かりない。
絨毯の柄がいちいち豪華で、歩くたびに「いいホテルに来たな」って確認できる。
移動の途中でエレベーターを見ても、木枠が重厚で“絵”になる。
何気ない設備にまで世界観が通っていると、滞在が一気に気持ちよくなる。
“回廊”と“外通路”が、静かに気持ちをほどく
館内をつなぐ通路は、窓が続く回廊スタイル。
外の景色と一緒に歩けるから、ただの移動がちょっとした散歩になる。
マットの「XIV」ロゴも、さりげないのに効いてる。
エクシブ城内の虹の教会
通路をを進むと「虹の教会」が現れる。
池が光を拾って急にドラマチックになっている。
『城に教会…まさにRPGだ……』。
楽しいぞ…エクシブ!
通路の“ちょい休憩スポット”が贅沢
通路の途中にも超絶豪華なソファスペースがさらっと置いてある。
この“さらっと贅沢”がエクシブっぽい。
座って深呼吸したくなる場所が、何カ所もあるのは強い。
廊下の一角も、鏡とランプでしっかり演出。
派手じゃないのに、きれいに記憶に残る。
このあたりが“大人のリゾート”って感じなんだと思う。
スイートの扉の前で、いったん気持ちが正座する
そして最後は、部屋の前。
「8212」のプレートと鍵を見た瞬間、今日のご褒美が確定する。
スイートって、部屋そのものだけじゃなくて、扉を開ける前の“間”まで特別なんだよね。
まとめ:エクシブ蓼科は「館内を歩く時間」までごちそう
エクシブ蓼科は、入口から館内の通路まで、ずっと“整ってる”。
紅葉の季節は特に、外の景色と石造りの世界観が噛み合って、満足度が跳ね上がる。
スイート滞在はもちろんご褒美なんだけど、個人的には「館内を散策する時間」そのものが贅沢だった。
今までの僕のようにあっちも…こっちも…と色々観光しまくってチェックイン可能時間を過ぎてからの到着はもったいない。
エクシブはこんな僕を少し大人にさせてくれる。
また季節を変えて来たい。
エクシブ、タテシーナ城へ!

