mocaに先導され醸造所へ。
このヤッホーブルーイング醸造所は
見学専用通路などは無いので、この醸造所見学ツアーは、実際の作業場を見学するという貴重な体験ができる。
そこで体感したのはガラス越しではない生の、肌で感じる温度・匂い・湿度がつくる現場の空気感
笑顔で楽しんで私たちを迎えていただけるスタッフの所作から、日常の品質管理が垣間見えた。
この章では仕込み室→コールドルームの流れを追ってどうぞ。
仕込み室|機械音と蒸気に混じる甘い匂い

清掃の行き届いた床と配管の配置が、美味しさの秘訣



出来立ての麦汁を味わう
てつこの合図でテイスティングへ。温かい琥珀色がカップに落ちるたび、穀物の甘い香りがふわり
まだエールでもラガーでもないゼロ地点。ここでの甘みが骨格になるんだなぁと感じる。




コールドルーム|酵母は生きてる
冷気に触れると一気に空気が変わる。天井配管の結露が、温度差と管理の厳密さを語る
のぞき窓の向こうでポコ……と泡がやさしく動くのを見て、酵母は生きてると腑に落ちた





現場で腑に落ちた醸造フロー(要点)
- 仕込み:粉砕モルトを温水で糖化し麦汁を得る
- ろ過:穀皮で濾し澄んだ麦汁に整える(ラウタリング)
- 煮沸→ワールプール→急冷:ホップで設計し澱をまとめて冷却
- 発酵:エールはやや高温、ラガーは低温で進行。温度管理と衛生が要
第1章の原料体験を土台に、ここで工程の立体像が結びつく
人の温度が味をよくする
現場で交わす会話がどれも温かい。働くスタッフの自然な笑顔に裏打ちされたオペレーションは、それ自体が品質管理
社員の結婚記念など特別な節目に社内醸造を行う文化があると聞きいた。
スタッフもお互いを”てつこ”や”moca”と呼び合う。
さん付けは禁止だとか。
なんか、いい会社だなあと素直に思った。


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