【第3章】仕込み室の先は…麦汁テイスティングと圧巻のよなよなウォール

長野・佐久 ヤッホーブルーイング|出荷前のよなよなエール缶パレット
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長野・佐久 ヤッホーブルーイングの醸造タンク上部|キャットウォークと手すりを見上げ構図で撮影 第3章|仕込み室の先にある機能美
長野・佐久 ヤッホーブルーイング|麦汁サンプルのプラカップを手渡す手元 麦汁テイスティング
長野・佐久 ヤッホーブルーイング|有孔ボードに整列したドライバーや計測器 5Sの機能美

仕込み室の熱と香りを抜け、奥へ進むほどに世界が鮮明になる。
よなよなの現場は「機能美」と「遊び心」のど真ん中。
触れるもの、歩く床、手に取る工具まで整えられた醸造所。第三章は、そのスタイルを写真でなぞります。

タンクの上から下まで|ステンレスの設計美

見上げればキャットウォーク。キルティング調のジャケットは保温用?実用品なのにおしゃれだね!

醸造タンク上部キャットウォークを見上げる構図
踏み板のピッチも手すりの返りも美しい。安全と動線の美学を醸造所で見た。

よくわからない装置に心躍る

醸造タンク側面のマンホール|赤いガスケットとTハンドル
なんかどこかで見たことあるような??
もしかして……
有頂天エイリアンズの宇宙船では?

床の排水溝グレーチングと濡れ床
洗浄水等はグレーチングに流れる仕組み。
たまにクラフトビールが流れているようにも…。

ホイール付きサニタリーポンプと配管類
何これ?!乗れそう。
メタルなペット?カワイイじゃん

てつこのジャグに心拍が上がる|出来立ては「君ビール、僕ビール」

見学スタッフの”てつこ”が掲げる試飲ジャグ。
中身は「君ビール、僕ビール」の出来立てだと聞いて、脳内でファンファーレ

……え、今度のはアルコール入り

ハンドルキーパーの僕は飲めないじゃん……。
代わりにユンが受け取り、香りを教えてくれる。
甘い麦のコクホップのニュアンス。
ビールになりたての鼓動を感じたという。

ホントカヨ……。

てつこがピッチャーから麦汁サンプルを注ぐ場面
注ぎ姿がさまになる”てつこ”
実はよなよな月の生活
(ヤッホーの通販サイト)
の店長さんです。
甘みとホップの苦味のバランス。説明が入ると、香りをとりやすい。
泡立つ麦汁サンプルのピッチャーとタンク脚まわり
いいヘイジー感は、とても美味しそう。
麦汁サンプルのプラカップを手渡す手元のアップ
あのジャグごと飲みたぃぃぃ!!!

よなよな&有頂天ウォールにのまれる|視界が缶で埋まる

よなよなエールの黄色、有頂天エイリアンズのレインボー。で迫ってきて…もう、これは我が家の外壁にしたくなってきた。

長野・佐久 ヤッホーブルーイング|限定「有頂天エイリアンズ」缶がびっしり積まれ“ウォール”を形成
レインボーが連続する異世界感。有頂天ウォールは完全にアート
よなよなエール缶のウォールを側面から
視界がイエローで埋まる。よなよなウォール
よなよなエールと有頂天エイリアンズの缶パレットが横並びで高積みされた“ウォール”
黄色×レインボーのツインウォール。圧がすごいって
長野・佐久 ヤッホーブルーイング|よなよなエール缶を近接で並列キャプチャ、金色の缶体がびっしり
よなよなウォールに登りたくなる
長野・佐久 ヤッホーブルーイング|有頂天エイリアンズ缶ラベルの近接、レインボーが連続
有頂天ウォールの近接。ラベルの賑やかさが目に楽しい
ビール缶の上蓋(缶エンド)梱包パレット
「缶エンド」がたっぷり詰まってるらしい
よなよなエール外箱の梱包資材ストック
外箱もブランドの一部。
グラフィックやプロダクトデザインが美しい。

工具ボードの「ん? スプーン」問題|現場の小回り

有孔ボードに整列するドライバーやメジャー。視線が止まるのは、やっぱりスプーン。何につかうんだ。
答えはサンプリングや微量投入、泡や沈殿の状態チェックとか?

工具ボードに並ぶドライバーと計測器(5S管理)
探さない、迷わない、すぐ戻す。が徹底された現場
工具ボードの金属スプーン(定位置管理)
スプーンは立派なマルチツールらしい。

原料の旅路|外国産モルトとホップが長野で出会う

つまれた外国産モルトやホップの袋も、見惚れるほどかっこいい。
ドイツ・ヴァイエルマンのモルトが色とボディを整え、パシフィックノースウエストのホップが柑橘からトロピカルまでの香りを描く。
用語はま行の酒語辞典は行の酒語辞典が便利。

ヴァイエルマン社のモルト袋(BIOLAND CARAHELL)
色づけとまろやかさを担うCARAHELL。
Yakima Chief Hops社のアメリカ産ホップ箱
ペレットが香りのキレをつくっている。

樽熟成というもう一つの冒険|バレルフカミダス

『ここは…実は予定外なのですがゲートが空いているので……』
と紹介してくれたシークレットな空間。
温度管理の効いた熟成庫で、木樽が静かに息をしている。
限定「バレルフカミダス」は、木樽がもたらすバニラやココナッツ、トーストのニュアンスで奥行きを与える。
いつかこの一杯を、落ち着いた夜に開けたい。

樽熟成「バレルフカミダス」の熟成樽が整然と並ぶ
整然と眠るバレル。一本ずつ木樽の表情が違う。
バレルフカミダスの熟成樽をクローズアップ
アイアンフープの錆もとてもイイ。時間が風味の層になるんだなと。

次章への予告

つい長くなってしまい、続きは
番外編の第四章へ。
「試飲」と「記事未掲載アルバム」をまとめて、五感の続きをお届けする予定。
帰りに買う一本が、今日の記憶をフレッシュにしてくれる。

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