BIYU × ONSEN SOMMELIER
温泉分析書、
簡単に肌目線。
脱衣所にある、
数字と難しい漢字がびっしり並んだ温泉分析書。
BIYUで見るのは
「効能」より
肌ざわり
つるつるしたい。しっとり終わりたい。
なめらかな湯上がりが好き。
そんな女性目線で分析書を覗いてみます。
30 SECOND BIYU
最初は、この3つだけ。
泉質名を見たら、この言葉を探してください。
+ アルカリ性
湯の中で、肌がするっとする感触を楽しみたいとき。
湯上がりまで、肌が包まれるような感覚が好きなとき。
すっきり感と、なめらかな湯上がりの両方を感じたいとき。
なら、こんな覚え方でも。
シトロエンで
つるつる炭酸水、なめる?
……意味不明です(笑)
でも旅先で思い出せれば、それで十分。
エン しっとり → 塩化物泉
炭酸水 つるつる → 炭酸水素塩泉
硫? なめらか → 硫酸塩泉
FIRST LOOK
分析書では、どこを見る?
まず探すのは「泉質」という欄です。
こんな長い名前でもBIYUなら、
「塩化物」と「炭酸水素塩」
が入ってる。で大丈夫です。
「しっとり系と、つるつる系。
両方の顔がありそう」
一つの温泉に、
複数の特徴が重なっていることもあります。
温泉は、
「これは絶対につるつる」
「これは必ずしっとり」と
一色だけに分けられるものではありません。
TSURU TSURU
つるつるなら、炭酸水素塩泉。
温泉ソムリエでは、
炭酸水素塩泉は
いわゆる「美肌の湯」として紹介されています。
肌表面の不要な角質や皮脂を落とす方向に働くため、
入浴中につるっとした感触を
感じやすいとされています。
皮脂や角質が落ちる方向の湯は、
人によっては湯上がりに乾燥を感じることも。
つるつるしたから、
それだけで「保湿完了」ではありません。
+ pH
「アルカリ性」も、つるつるのヒント。
泉質名の次に、
pHも見てみましょう。
温泉ソムリエでは、
pH7.5以上の温泉も
美肌の湯を探す目安の一つとして紹介されています。
肌がつるっと感じる温泉を探すときに、 BIYUではここもチェック。
※「pH7.5以上=必ず美肌になる」という意味ではありません。 温泉ソムリエが、美肌の湯を探す際の一つの目安として紹介している考え方です。
SHITTORI
しっとり終わりたいなら、塩化物泉。
塩化物泉は、
塩分を含む温泉。
入浴後、
温泉成分が肌表面に残ることで
水分が逃げにくくなる方向に働くとされ、
しっとりした湯上がりを
感じる人もいます。
つるつるのあとに、しっとり。
温泉ソムリエでは、
炭酸水素塩泉やアルカリ性の湯のあとに
塩化物泉で仕上げる、
という美肌湯めぐりも紹介されています。
近くに塩化物泉がなければ、
普通の保湿ケアでも十分です。
NAMERAKA
なめらかな湯上がりなら、硫酸塩泉も。
硫酸塩泉も、
温泉ソムリエで「美肌の湯」の一つとして
紹介されている泉質です。
BIYUでは、
つるつるとも、
ぺたっとしたしっとりとも少し違う、
すっきりとなめらかな湯上がりを
楽しむ泉質として見ています。
ユンが硫酸塩泉で感じるのは、
湯上がりの肌が整ったように感じる
なめらかさ。
もちろん、
これはユン個人の体感です。
ONE STEP DEEPER
慣れてきたら、「陰イオン」の欄へ。
泉質名を見るだけでも十分ですが、 もう少し知りたくなったら、 分析書の陰イオンという欄を探してみます。
つるつる側のヒント
しっとり側のヒント
なめらか側のヒント
数字がたくさん並んでいますが、
最初から大小を細かく比較する必要はありません。
「あ、炭酸水素イオンがある」
「塩化物イオンが目立つな」
その程度からで十分です。
肌ざわりは、
一つの成分量だけで決まるものではありません。
泉質全体、pH、濃度、温度、
湯の使われ方、
そして自分の肌の状態まで含めて変わります。
YUN’S ONSEN ROUTE
草津のあと、沢渡へ。
これは医学的なおすすめコースではありません。
ユンが実際に入って好きになった、
完全に体感ベースのお話です。
酸性の強い湯に入ると、 ユンは肌がキュッとするような、 すっきりした感覚を覚えることがあります。
「なんか、ピーリングしたみたい」そのあと沢渡の湯へ入ると、 今度はやわらかく包まれるような感覚。
「あ、肌が戻った感じする」
日本温泉協会でも、
沢渡温泉は古くから
「草津の仕上げ湯」とされた温泉地として紹介されています。
現在紹介されている沢渡温泉の泉質は、
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉・塩化物泉。
硫酸塩と塩化物。
BIYUで言えば、
「なめらか」と「しっとり」が重なるような泉質です。
AFTER BATH CARE
湯上がりは、肌だけで終わらせない。
化粧水や乳液も大切。
でも、忘れたくないのが飲みものです。
温泉へ入る前に、
水や飲みものを少し。
喉が渇いてからではなく、
湯浴みの前から水分を意識します。
短い入浴なら、
お水でも十分。
長めの湯浴み、
何度も湯船に入った日、
サウナまで楽しんだ日は、
スポーツドリンクなども選択肢です。
汗では水分だけでなく、
ナトリウムなどの電解質も失われます。
湯めぐりや長湯、
サウナなどで汗を多くかいた日は、
スポーツドリンクなどを上手に使って、
身体の中にも水分を戻してあげましょう。
脱衣所に体重計があれば、
入浴前に一度。
そして、
湯上がりにももう一度。
「え、こんなに減ったの?」
と驚くことがあります。
でも、それは急に痩せたわけではありません(笑)
入浴前後で減った体重の多くは、
汗として身体から失われた水分です。
数字で見てみると、
自分が思っている以上に
汗をかいていたことに気づくこともあります。
つるつる。
しっとり。
なめらか。
肌の変化を楽しんだあとは、
身体の中にもちゃんと水分を。
※水分の必要量は、入浴時間・発汗量・気温・体調などによって異なります。 短時間の入浴では水でも十分です。スポーツドリンクは、長湯やサウナなどで発汗が多いときの選択肢として紹介しています。
BIYU CHECK
旅先では、この順番で見る。
炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉の文字を探す。
弱アルカリ性・アルカリ性かもチェック。
HCO₃⁻・Cl⁻・SO₄²⁻を見つけてみる。
分析表より、自分がどう感じたかも大切に。
BIYU NOTE
「美肌の湯」は、答え合わせではありません。
炭酸水素塩泉だから、
誰でも必ずつるつるになる。
塩化物泉だから、
必ずしっとりする。
そんな単純なものではありません。
分析表は、湯に入る前の予告編。
実際の温泉では、
泉質がいくつも重なっていたり、
源泉温度や濃度が違ったり、
加水・加温など湯の使い方も違います。
そして、
何より肌の感じ方には個人差があります。
BIYUでは、
分析表を「美肌になる保証書」ではなく、
今日はどんな湯かな、と楽しむためのヒント
として使います。

※「ピーリング」「直す」はユン本人の感覚を表した言葉です。 美容施術と同じ作用や医学的効果を意味するものではありません。