泉質を知れば、
湯はもっと面白い。
香り、色、肌ざわり、湯あがりの余韻。
同じ「温泉」でも、その性格は驚くほど違います。
温泉ソムリエ・モイと、日本の湯を泉質から覗いてみましょう。
現在の公的分類に合わせ、含よう素泉を加えた10種類で案内します。
今日は、どんな湯へ?
気分から泉質を眺めてみるのも、温泉旅の楽しみ方です。
単純温泉
刺激がおだやかな傾向。
まず自分の「湯の基準」を作る一湯に。
塩化物泉
塩分を含む、温泉らしい存在感。
冬の温泉旅にも惹かれるタイプです。
炭酸水素塩泉
つるりとした肌ざわりを感じやすい湯。
旧名「重曹泉」でも知られています。
硫酸塩泉
さらりとした浴感が印象的。
「傷の湯」と呼ばれてきた温泉地もあります。
二酸化炭素泉
肌に細かな泡が付くことも。
ぬる湯で出会うと、つい長居したくなります。
含鉄泉
空気に触れて赤褐色へ。
見た目からして「ただ者ではない」湯です。
酸性泉
ピリッと感じることもある個性派。
入り方まで含めて付き合いたい湯です。
含よう素泉
よう化物イオンを一定量以上含む療養泉。
現在の10泉質に加わった一員です。
硫黄泉
香り、白濁、湯けむり。
五感に「温泉へ来た」と訴えてくる存在感。
放射能泉
微量のラドンを含む療養泉。
名前の強さとは裏腹に、静かな湯との出会いも。
温泉分析書、ここだけ見れば旅が変わる。
まずはここ。
その湯の大まかな性格を知る入口です。
酸性からアルカリ性まで。
泉質名とは別の「湯の表情」です。
湧き出した瞬間の温度。
加温・加水を見る時の手がかりにも。
低張性・等張性・高張性。
分析書で見かけたら、ちょっと覗いてみましょう。
迷ったら、まずこの3つ。
泉質名だけで、湯のすべてが決まるわけではありません。
源泉温度、pH、成分量、湯使い、そしてその日の自分。
数字を少し知って、最後はちゃんと湯に聞く。そんな温泉旅が好きです。
泉質分類は環境省「鉱泉分析法指針」等を参考にしています。
本ページは温泉選びを楽しむための旅行者向けガイドであり、医療的な効果を保証するものではありません。
